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派遣村の大騒ぎ
東京・日比谷公園の「年越し派遣村」。
総務省の坂本哲志政務官が放った
「本当にまじめに働こうとしている人たちか」という発言が
猛反発を受けています。
派遣村を取材してみると、本人の就労意志に反して、
職ばかりか住居も追われ、途方に暮れている“村民”が
多くいたことはすぐに分かります。
村全体を見れば、
坂本政務官の発言は「不適切」と言わざるをえません。
しかし、「何だかなぁ」と思うシーンが
取材中にいくつかあったのも確かです。
1つは「厚生労働省の講堂の開放、勝ち取る!」という
学生運動ばりの用語。
勝ち負けの問題でしょうか。
さらには、一部村民らが厚労省幹部に訴えた
「宿泊所の電気がついたままで熟睡できない」
「大人数での睡眠はプライベートがない」
「自由に水が飲めない」といった要望。
「生活保護は当然の権利だ」という発言もありました。
確かにそうでしょうが、何も威張って大声でガナリ立てなくても…。
揚げ句が日比谷公園から国会までのデモ。
「憲法を守ろう」と書かれた街宣車に先導され、
「総選挙で政治を変えよう!」とシュプレヒコール。
いつも国会周辺でやっている特定の政治色を鮮明にしたデモそのものでした。
MSN産経ニュース
「派遣切り」や「雇い止め」に遭った人たちの
再就職先が、なかなか決まらない。
年齢や資格が壁となっているだけでなく、
慣れ親しんだ職種への「こだわり」や、
新しい職種への「とまどい」もあるようだ。
3月までに職を失うと見込まれる派遣社員や
期間従業員らは約8万5000人。
求職と求人のミスマッチ克服が課題となっている。
「募集中の仕事はいっぱいあるんですが、
今までやったことのない業種ばかりで……」。
昨年11月末、滋賀県の自動車工場の派遣契約を打ち切られ、
東京・日比谷の「年越し派遣村」から都内の施設に移った男性は、
仕事が決まらずにいる理由をそう語る。
12月に上京。ネットカフェに寝泊まりしながら
ハローワークに週3〜4回通ったが、
運転免許を持たない身には、求人情報の多くが無縁に感じた。
求人情報誌に載っていた
「年齢、経験不問」の職場に電話したこともあるが、
まず聞かれたのは年齢だった。「43歳」と告げたとたんに断られた。
最近になって、ようやく長期間働けそうな警備会社を見つけた。
「もう甘いことは言ってられない」と、覚悟を決めるつもりだ。
昨年8月末に大手自動車工場で「派遣切り」に遭い、
派遣村で過ごしてきた男性(30)も、新たな仕事が見つかっていない。
9年間、愛知県や静岡県の自動車工場で働いてきたから、
自動車関連の仕事ばかり約30社に応募してきたが、
雇ってくれるところはなかった。
昨年末、ホテルの住み込み清掃員に採用が決まりかけたが、
「給料が安く、将来につながらない」と断った。
「自分は人見知り。営業や居酒屋の店員などは難しい」と
今も自動車関連の仕事を探し続けている。
厚生労働省によると、派遣村から移った都内4施設で実施している
ハローワークの就職相談では、
建設、警備、旅館など、住み込みで働ける仕事を中心に
約4000件に上る仕事が紹介されており、
9日までに125人が求職の登録をした。
しかし、生活保護の手続きや住居探しに時間を
取られているという事情もあり、再就職が決まったのは数人だけという。
厚労省東京労働局によると、
求職者1人あたりの求人数を表す有効求人倍率(パート除く)は
職種ごとに大きなばらつきがある。
都内の昨年11月の数値を見ると、「一般事務職」は0・27倍、
「製造・土木」も0・55倍と極めて低い。
これに対し、資格や経験が重視される
IT技術関連、介護関連などは3倍以上となっている。
資格を持たない人には、再就職は難しいように見えるが、
特段の資格が必要ない「接客・給仕職」で5・93倍、
「警備職」も5・74倍の求人があるのだ。
現実には年齢や経験などの制約も受けるだろうが、
同労働局の担当者は「給与や勤務時間帯など、
人によってそれぞれ譲れない一線があるようです。
その一線を越える仕事を無理に紹介できませんから」と話す。
トヨタ自動車の減産に揺れる愛知県では、
昨年11月の製造業の新規求人数(パート除く)が
前年同月の9646人から4120人へ半数以下に減った。
しかし、同県でも介護・福祉などの職種は
人手不足となっており、資格不要の仕事もある。
同県内のハローワーク担当者は、
「長年、モノを作ってきた人は、ヒト相手の仕事にとまどいがある」と分析。
別のハローワークの担当者は
「派遣会社からの求人に対し『派遣はもうこりごり』と
敬遠する人もいるのでは」と、ミスマッチの一因を推察した。
YOMIURI ONLINE
いわゆる「派遣切り」にあった労働者を支援しようと、
年末年始に東京・日比谷公園に開設された「年越し支援村」をめぐり、
思わぬ「場外乱闘」が発生している。
坂本哲志総務政務官(自民、衆院当選2回)が、
派遣村について
「本当に真面目に働こうとしている人が集まっているのか」と
苦言を呈したところ、野党が猛反発。
翌日には、発言の撤回・謝罪に追い込まれた。
ところが、ネット上では、
「ホームレスと派遣の線引きはどうするのか」
「本当に大変なの?」などと、発言を擁護する声もあり、
坂本政務次官の「孤立無援ぶり」とは、少々様相が異なっている。
「戦術、戦略が垣間見えるような気がした」
派遣村は2008年12月31日から1月5日にかけて
日比谷公園に開設され、
主催者発表では499人が「入村」した
1月2日夜から1月5日朝にかけては、
厚生労働省の講堂も寝泊まりの場所として開放された。
ところが、「閉村」とほぼ同時期に行われた坂本政務官の発言が、
大きな波紋を呼んだ。
坂本政務官は1月5日の総務省の仕事始めのあいさつで、
「年越し派遣村、日比谷公園の情景を見るとき、
これは本当なんだろうか、本当に真面目に働こうとしている人たちが、
こうやって日比谷公園に集まっているのかなぁ、という気もいたしました」
と、「派遣村」のあり方について疑問を呈した。
さらに、
「(集まった人が、厚生労働省の)講堂を開けろ、
もっといろんな人が出てこい(と言っていた)。
何かしら、学生紛争の時の『学内を開放しろ』『学長出てこい』という
戦術、戦略が垣間見えるような気がした」と続けた。
これに対して野党側は一斉に反発。
例えば、翌1月6日朝のTBS系情報番組「朝ズバッ!」に
出演した共産党の穀田恵二国対委員長は、発言を引き合いに
「本当に国民が苦しんでいる、ということに心を寄せていない内閣」
と批判。
連日、派遣村を応援に訪れていた社民党の福島みずほ党首も、
同番組中で
「自殺を図って、お巡りさんに助けてもらって派遣村に来た人もいる。
もちろんホームレスの方もいましたけど、
その(ホームレスになる)前に雇用を失っている。
派遣切りの人も一定(数)いるんですよ。
あの発言の『この人たちは働く気があるのか』
というのは絶対に許せない。
みんな『命をつなげるか』というレベルで生きているんです」
と、語気を強めた。
この数時間後には、坂本政務官は記者会見を開き、
「関係している多くの皆様方に、色々ご不快な面、
ご迷惑をおかけいたしました。昨日の発言を撤回させていただき、
そして、皆様方にお詫びを申し上げたいと思っております。
本当に申し訳ありませんでした」
と、あっさり発言を撤回し、謝罪した。
河村建夫官房長官も、記者会見で
「職を失って本当に困っておられる実態があるということを考えますと、
不適切であると、私もそう思いました。
政府の一員としての発言でありますから、
十分そうした配慮が必要だということは注意をさせていただいた」
と述べ、
与野党ともに「不適切」との見解で、
坂本政務官は、「孤立無援」同然の状態に見える。
ところが、ネット上に目を転ずると、若干様子が異なるようなのだ。
例えば、ライブドアが1月4日にサイト上で始めた
「派遣村、継続や移転すべき?」というテーマのアンケートでは、
1月6日18時現在で約6万1000件寄せられている回答のうち、
「するべき」との回答は28.65%なのに対し、
「するべきでない」は71.34%。
寄せられたコメントの内容を見ても、派遣村に否定的なものが多い。
例えば
「ホームレスと派遣村の住民(?)と、どこで線引きするのでしょうか?」
「より好みしなければ、仕事はある。
バイトはイヤ、派遣はイヤ、終身雇用がいいなど言って
働かない人を支援する必要があるのでしょうか?」
といった具合だ、
もちろん、派遣村は雇用不安を背景に設けられたという背景があるだけに、
「人間生きている中で困っていることがあったら、
支援しなきゃいけないしボランティアをする時は
何らかの行動を起こさないと何も始まらない」
「国の政策の失敗です」
「セイフティーネットが準備されなかった政府の無策の結果。
企業が雇用責任を全うしなかったことの結果」
と継続的な支援が必要だとする声もある。
また、2ちゃんねるなどのネット上の掲示板を見ても、
ライブドアでの投票と同様、
「派遣労働者以外が『派遣村』に流入しているのではないか」
「本当に生活できないのか」といった指摘が目立つ。
ヤフーの「みんなの政治」の政治家データベースでも、
坂本政務官に対して多数のコメントが寄せられている。
内容は、発言をすぐ撤回したことに対する批判や、
発言の内容に対する批判も多いが、
「せっかく、すばらしい発言をしたのにもう撤回とは」
「普通に働いている者からすれは『その通り!』と言いたくなる」
と、発言自体には共感を示す同情的な声も散見され、
賛否両論といったところだ。
J-CASTニュース
自動車メーカーなどを解雇された派遣従業員らの労働組合が、
日本経団連の御手洗会長に公開質問状を渡そうとしたが、
経団連側はそれを拒否し、質問状を受け取らなかった。
労働組合側は
「何百人も職や住まいを失っているんですよ。何千人、何万人ですよ」
と話した。
経団連事務局職員は
「きちんとした形で、アポイントを取っていただいて」と応じた。
労働組合は、経団連の御手洗会長に、
「解雇の即時停止」や「雇用の維持」などを求める公開質問状を渡すため
経済団体の新年のパーティーが行われる都内のホテルを訪れた。
経団連側は、事務局の職員が対応したが、
公開質問状の受け取りを拒んだ。
派遣労働者側は、質問状をホテルに預けたあと、
路上からパーティー会場に向かってシュプレヒコールを挙げた。
FNNニュース
仙台市青葉区の勾当台公園で2009年1月7日夜、
ホームレスとして確認された元派遣労働者の男性(27)は
2008年12月上旬から、路上生活を強いられている。
市内の印刷会社でシステムエンジニアをしていた。
08年11月、携帯電話に派遣の登録抹消の知らせが入り、
人員整理された。
問い合わせると、「登録者が多すぎる」と言われたという。
青葉区の従業員寮を出て、インターネットカフェで過ごした。
公共職業安定所に通ったが、働き口は見つからない。
約20万円の貯金は3週間で底を突き、
JR仙台駅の連絡通路が生活の場になった。
仲間からコンビニエンスストアの賞味期限切れサンドイッチを
分けてもらい、空腹をしのぐ。いつもありつけるとは限らない。
4日間、何も食べられないこともあった。
職安に行かない時は支援者から差し入れられた寝袋の中で、
じっとしていた。
身分証明証の入った荷物は盗まれ、
酔っぱらいの男から手の甲に火の付いた たばこを押しつけられた。
怖くなり、年明けに居場所を勾当台公園に移した。
風雨をしのげた駅より寒くて風邪をひき、職探しは休んでいる。
派遣の仕事は専門学校を卒業した02年から続けた。
派遣先の企業が1週間で変わる不安定な環境だったが、
月16万円ぐらいの収入はあった。
母は自分が生まれて間もなく、父は高校2年生の時に亡くなり、
身を寄せる所はない。
男性は「生きるために早く仕事を見つけなければならない。
収入を得て屋根のある所で温かい物を食べたい」と願っている。
2009年01月09日金曜日 河北新報ニュース
総務省の坂本哲志政務官が放った
「本当にまじめに働こうとしている人たちか」という発言が
猛反発を受けています。
派遣村を取材してみると、本人の就労意志に反して、
職ばかりか住居も追われ、途方に暮れている“村民”が
多くいたことはすぐに分かります。
村全体を見れば、
坂本政務官の発言は「不適切」と言わざるをえません。
しかし、「何だかなぁ」と思うシーンが
取材中にいくつかあったのも確かです。
1つは「厚生労働省の講堂の開放、勝ち取る!」という
学生運動ばりの用語。
勝ち負けの問題でしょうか。
さらには、一部村民らが厚労省幹部に訴えた
「宿泊所の電気がついたままで熟睡できない」
「大人数での睡眠はプライベートがない」
「自由に水が飲めない」といった要望。
「生活保護は当然の権利だ」という発言もありました。
確かにそうでしょうが、何も威張って大声でガナリ立てなくても…。
揚げ句が日比谷公園から国会までのデモ。
「憲法を守ろう」と書かれた街宣車に先導され、
「総選挙で政治を変えよう!」とシュプレヒコール。
いつも国会周辺でやっている特定の政治色を鮮明にしたデモそのものでした。
MSN産経ニュース
「派遣切り」や「雇い止め」に遭った人たちの
再就職先が、なかなか決まらない。
年齢や資格が壁となっているだけでなく、
慣れ親しんだ職種への「こだわり」や、
新しい職種への「とまどい」もあるようだ。
3月までに職を失うと見込まれる派遣社員や
期間従業員らは約8万5000人。
求職と求人のミスマッチ克服が課題となっている。
「募集中の仕事はいっぱいあるんですが、
今までやったことのない業種ばかりで……」。
昨年11月末、滋賀県の自動車工場の派遣契約を打ち切られ、
東京・日比谷の「年越し派遣村」から都内の施設に移った男性は、
仕事が決まらずにいる理由をそう語る。
12月に上京。ネットカフェに寝泊まりしながら
ハローワークに週3〜4回通ったが、
運転免許を持たない身には、求人情報の多くが無縁に感じた。
求人情報誌に載っていた
「年齢、経験不問」の職場に電話したこともあるが、
まず聞かれたのは年齢だった。「43歳」と告げたとたんに断られた。
最近になって、ようやく長期間働けそうな警備会社を見つけた。
「もう甘いことは言ってられない」と、覚悟を決めるつもりだ。
昨年8月末に大手自動車工場で「派遣切り」に遭い、
派遣村で過ごしてきた男性(30)も、新たな仕事が見つかっていない。
9年間、愛知県や静岡県の自動車工場で働いてきたから、
自動車関連の仕事ばかり約30社に応募してきたが、
雇ってくれるところはなかった。
昨年末、ホテルの住み込み清掃員に採用が決まりかけたが、
「給料が安く、将来につながらない」と断った。
「自分は人見知り。営業や居酒屋の店員などは難しい」と
今も自動車関連の仕事を探し続けている。
厚生労働省によると、派遣村から移った都内4施設で実施している
ハローワークの就職相談では、
建設、警備、旅館など、住み込みで働ける仕事を中心に
約4000件に上る仕事が紹介されており、
9日までに125人が求職の登録をした。
しかし、生活保護の手続きや住居探しに時間を
取られているという事情もあり、再就職が決まったのは数人だけという。
厚労省東京労働局によると、
求職者1人あたりの求人数を表す有効求人倍率(パート除く)は
職種ごとに大きなばらつきがある。
都内の昨年11月の数値を見ると、「一般事務職」は0・27倍、
「製造・土木」も0・55倍と極めて低い。
これに対し、資格や経験が重視される
IT技術関連、介護関連などは3倍以上となっている。
資格を持たない人には、再就職は難しいように見えるが、
特段の資格が必要ない「接客・給仕職」で5・93倍、
「警備職」も5・74倍の求人があるのだ。
現実には年齢や経験などの制約も受けるだろうが、
同労働局の担当者は「給与や勤務時間帯など、
人によってそれぞれ譲れない一線があるようです。
その一線を越える仕事を無理に紹介できませんから」と話す。
トヨタ自動車の減産に揺れる愛知県では、
昨年11月の製造業の新規求人数(パート除く)が
前年同月の9646人から4120人へ半数以下に減った。
しかし、同県でも介護・福祉などの職種は
人手不足となっており、資格不要の仕事もある。
同県内のハローワーク担当者は、
「長年、モノを作ってきた人は、ヒト相手の仕事にとまどいがある」と分析。
別のハローワークの担当者は
「派遣会社からの求人に対し『派遣はもうこりごり』と
敬遠する人もいるのでは」と、ミスマッチの一因を推察した。
YOMIURI ONLINE
いわゆる「派遣切り」にあった労働者を支援しようと、
年末年始に東京・日比谷公園に開設された「年越し支援村」をめぐり、
思わぬ「場外乱闘」が発生している。
坂本哲志総務政務官(自民、衆院当選2回)が、
派遣村について
「本当に真面目に働こうとしている人が集まっているのか」と
苦言を呈したところ、野党が猛反発。
翌日には、発言の撤回・謝罪に追い込まれた。
ところが、ネット上では、
「ホームレスと派遣の線引きはどうするのか」
「本当に大変なの?」などと、発言を擁護する声もあり、
坂本政務次官の「孤立無援ぶり」とは、少々様相が異なっている。
「戦術、戦略が垣間見えるような気がした」
派遣村は2008年12月31日から1月5日にかけて
日比谷公園に開設され、
主催者発表では499人が「入村」した
1月2日夜から1月5日朝にかけては、
厚生労働省の講堂も寝泊まりの場所として開放された。
ところが、「閉村」とほぼ同時期に行われた坂本政務官の発言が、
大きな波紋を呼んだ。
坂本政務官は1月5日の総務省の仕事始めのあいさつで、
「年越し派遣村、日比谷公園の情景を見るとき、
これは本当なんだろうか、本当に真面目に働こうとしている人たちが、
こうやって日比谷公園に集まっているのかなぁ、という気もいたしました」
と、「派遣村」のあり方について疑問を呈した。
さらに、
「(集まった人が、厚生労働省の)講堂を開けろ、
もっといろんな人が出てこい(と言っていた)。
何かしら、学生紛争の時の『学内を開放しろ』『学長出てこい』という
戦術、戦略が垣間見えるような気がした」と続けた。
これに対して野党側は一斉に反発。
例えば、翌1月6日朝のTBS系情報番組「朝ズバッ!」に
出演した共産党の穀田恵二国対委員長は、発言を引き合いに
「本当に国民が苦しんでいる、ということに心を寄せていない内閣」
と批判。
連日、派遣村を応援に訪れていた社民党の福島みずほ党首も、
同番組中で
「自殺を図って、お巡りさんに助けてもらって派遣村に来た人もいる。
もちろんホームレスの方もいましたけど、
その(ホームレスになる)前に雇用を失っている。
派遣切りの人も一定(数)いるんですよ。
あの発言の『この人たちは働く気があるのか』
というのは絶対に許せない。
みんな『命をつなげるか』というレベルで生きているんです」
と、語気を強めた。
この数時間後には、坂本政務官は記者会見を開き、
「関係している多くの皆様方に、色々ご不快な面、
ご迷惑をおかけいたしました。昨日の発言を撤回させていただき、
そして、皆様方にお詫びを申し上げたいと思っております。
本当に申し訳ありませんでした」
と、あっさり発言を撤回し、謝罪した。
河村建夫官房長官も、記者会見で
「職を失って本当に困っておられる実態があるということを考えますと、
不適切であると、私もそう思いました。
政府の一員としての発言でありますから、
十分そうした配慮が必要だということは注意をさせていただいた」
と述べ、
与野党ともに「不適切」との見解で、
坂本政務官は、「孤立無援」同然の状態に見える。
ところが、ネット上に目を転ずると、若干様子が異なるようなのだ。
例えば、ライブドアが1月4日にサイト上で始めた
「派遣村、継続や移転すべき?」というテーマのアンケートでは、
1月6日18時現在で約6万1000件寄せられている回答のうち、
「するべき」との回答は28.65%なのに対し、
「するべきでない」は71.34%。
寄せられたコメントの内容を見ても、派遣村に否定的なものが多い。
例えば
「ホームレスと派遣村の住民(?)と、どこで線引きするのでしょうか?」
「より好みしなければ、仕事はある。
バイトはイヤ、派遣はイヤ、終身雇用がいいなど言って
働かない人を支援する必要があるのでしょうか?」
といった具合だ、
もちろん、派遣村は雇用不安を背景に設けられたという背景があるだけに、
「人間生きている中で困っていることがあったら、
支援しなきゃいけないしボランティアをする時は
何らかの行動を起こさないと何も始まらない」
「国の政策の失敗です」
「セイフティーネットが準備されなかった政府の無策の結果。
企業が雇用責任を全うしなかったことの結果」
と継続的な支援が必要だとする声もある。
また、2ちゃんねるなどのネット上の掲示板を見ても、
ライブドアでの投票と同様、
「派遣労働者以外が『派遣村』に流入しているのではないか」
「本当に生活できないのか」といった指摘が目立つ。
ヤフーの「みんなの政治」の政治家データベースでも、
坂本政務官に対して多数のコメントが寄せられている。
内容は、発言をすぐ撤回したことに対する批判や、
発言の内容に対する批判も多いが、
「せっかく、すばらしい発言をしたのにもう撤回とは」
「普通に働いている者からすれは『その通り!』と言いたくなる」
と、発言自体には共感を示す同情的な声も散見され、
賛否両論といったところだ。
J-CASTニュース
自動車メーカーなどを解雇された派遣従業員らの労働組合が、
日本経団連の御手洗会長に公開質問状を渡そうとしたが、
経団連側はそれを拒否し、質問状を受け取らなかった。
労働組合側は
「何百人も職や住まいを失っているんですよ。何千人、何万人ですよ」
と話した。
経団連事務局職員は
「きちんとした形で、アポイントを取っていただいて」と応じた。
労働組合は、経団連の御手洗会長に、
「解雇の即時停止」や「雇用の維持」などを求める公開質問状を渡すため
経済団体の新年のパーティーが行われる都内のホテルを訪れた。
経団連側は、事務局の職員が対応したが、
公開質問状の受け取りを拒んだ。
派遣労働者側は、質問状をホテルに預けたあと、
路上からパーティー会場に向かってシュプレヒコールを挙げた。
FNNニュース
仙台市青葉区の勾当台公園で2009年1月7日夜、
ホームレスとして確認された元派遣労働者の男性(27)は
2008年12月上旬から、路上生活を強いられている。
市内の印刷会社でシステムエンジニアをしていた。
08年11月、携帯電話に派遣の登録抹消の知らせが入り、
人員整理された。
問い合わせると、「登録者が多すぎる」と言われたという。
青葉区の従業員寮を出て、インターネットカフェで過ごした。
公共職業安定所に通ったが、働き口は見つからない。
約20万円の貯金は3週間で底を突き、
JR仙台駅の連絡通路が生活の場になった。
仲間からコンビニエンスストアの賞味期限切れサンドイッチを
分けてもらい、空腹をしのぐ。いつもありつけるとは限らない。
4日間、何も食べられないこともあった。
職安に行かない時は支援者から差し入れられた寝袋の中で、
じっとしていた。
身分証明証の入った荷物は盗まれ、
酔っぱらいの男から手の甲に火の付いた たばこを押しつけられた。
怖くなり、年明けに居場所を勾当台公園に移した。
風雨をしのげた駅より寒くて風邪をひき、職探しは休んでいる。
派遣の仕事は専門学校を卒業した02年から続けた。
派遣先の企業が1週間で変わる不安定な環境だったが、
月16万円ぐらいの収入はあった。
母は自分が生まれて間もなく、父は高校2年生の時に亡くなり、
身を寄せる所はない。
男性は「生きるために早く仕事を見つけなければならない。
収入を得て屋根のある所で温かい物を食べたい」と願っている。
2009年01月09日金曜日 河北新報ニュース
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