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責任能力が問えない???
秋葉原通り魔殺人で
東京地検は 加藤容疑者について刑事責任能力を確認するために
精神鑑定する方向で検討していると 紙面に書かれていました。
犯罪者の責任能力が問えない・・・と無罪になる
ここ最近 裁判で 責任能力を問う 事件があった
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茨城県土浦市の自宅で平成16年、
両親と姉を殺害したとして殺人罪に問われ、
死刑を求刑された男性被告(31)の判決公判が
2008年6月27日、水戸地裁土浦支部で開かれ、
伊藤茂夫裁判長は「被告は犯行時、心神喪失状態だった」
として、無罪を言い渡した。
刑事責任能力の有無が争点。
弁護側は「被告は専門学校を中退後、
自宅に引きこもりがちになり、
統合失調症を発症。犯行当時は心神喪失状態にあった」
として無罪を主張。
検察側は捜査段階の精神鑑定などを踏まえ
「事前に凶器を準備するなど完全な責任能力はあった」
としていた。
公判中に実施された精神鑑定で鑑定医は
「犯行時、心神耗弱だった。心神喪失の可能性もある」
と指摘していた。
論告によると、被告は日ごろから、
父親=当時(57)=らに
就職するよう口うるさく言われていたことから
殺害を決意。平成16年11月24日、母親=同(54)=と
帰省中の姉=同(31)=を包丁で刺すなどして
殺害後、帰宅した父親も殺害した。
MSN産経ニュース
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3歳の男児を浴槽に沈めて殺害しようとしたとして、
佐賀署は19日、佐賀市内の無職の女(28)を
殺人未遂の疑いで逮捕した。男児は意識不明の重体。
女は県内の病院の精神科に入院歴があり、
現在も通院しているという。
調べに対し、「天の声が聞こえイライラしてやった」と話しているという。
佐賀署の調べでは、男児は女の夫の妹の長男で、
女の自宅マンションに遊びに来ていたという。
女は19日午後3時50分ごろ、
湯がたまった浴槽に男児を沈めたという。
goo ニュース
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大阪府八尾市で平成18年、
家事の分担を命じられたことに腹を立てて
兄を刺殺したとして、
殺人罪に問われた無職の男性(43)の
判決公判が2008年6月26日、
大阪地裁であり、笹野明義裁判長は
「統合失調症により変化した人格に基づく犯行で、
善悪の判断ができない状態だった」として
心神喪失を認定し、無罪(求刑・懲役7年)を言い渡した。
男性は、捜査段階の簡易鑑定で犯行当時は
統合失調症が重度ではなく、
限定的な責任能力がある心神耗弱状態だったとされたが
公判での精神鑑定では心神喪失状態と判断されていた。
男性は18年10月6日朝、
同居していた兄=当時(44)=から
生活態度を注意されたことなどに腹を立て、
八尾市の自宅で兄の背中を包丁で刺して
殺害したとして起訴された
MSN産経ニュース
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千葉県松戸市で2008年6月2日、
小学生の列に車で突っ込み、
殺人未遂の疑いで逮捕された
同市内の水道工事作業員の南中剛被告(32)について、
千葉地検松戸支部は20日、
責任能力に問題があると判断、
不起訴処分とした。
Yahoo!ニュース
関連記事
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山口県下関市のJR下関駅で
平成11年、5人を殺害、10人に重軽傷を負わせた
無差別殺傷事件で
殺人罪などに問われ、1、2審で死刑とされた
元運送業、上部康明被告(44)の上告審弁論が
2008年6月13日、
最高裁第2小法廷(今井功裁判長)であり
弁護側は
「妄想に支配され、心神喪失状態だった」と
あらためて無罪を主張、結審した。
MSN産経ニュース 2008.6.13
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1999年9月29日午後4時25分ごろ、
上部康明(うわべ・やすあき)被告(41)は
睡眠薬120錠をのんでレンタカーを運転、
JR下関駅のコンコースに突っ込み、
歩道や駅構内で7人をはねた。
さらに刃渡り18センチの包丁を持って
同駅改札口から侵入、
階段やホームにいた乗客ら8人に切り付けるなどした。
同年12月までに5人が死亡、10人が重軽傷を負った。
上部被告は九州大卒業後、対人関係に悩み、
事件直前には妻と離婚状態となり、
軽貨物運送業に使う車も台風の被害を受けていた。
一審山口地裁下関支部判決は
「自己のうっぷんを晴らすため無差別大量殺人を企てた」
と指摘、死刑を言い渡した。
Web東奥/ニュース百科
下関通り魔事件
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茨城県土浦市中高津の自宅で平成16年11月、
両親と姉を殺害したとして殺人罪に問われた
無職、飯嶋勝被告(31)の論告求刑公判が
2008年3月7日、
水戸地裁土浦支部(伊藤茂夫裁判長)であり、
検察側は
「確定的殺意を持って3人を殺害。
冷酷、残忍で非道極まりない犯行」
として死刑を求刑した。判決は6月27日。
弁護側は最終弁論で
「被告は当時、統合失調症に罹患(りかん)しており、
心神喪失状態だった」として無罪を主張した。
論告などによると、飯嶋被告は
16年11月24日昼から夕方にかけ、
同居していた同市職員の父、一美さん=当時(57)=と
母の澄子さん=同(54)=、
帰省中の姉、石津幸江さん=同(31)=
の3人を包丁で刺したり、金づちで殴ったりして殺害した。
MSN産経ニュース 2008.3.7
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北海道名寄市の公園で2008年7月、
散歩中の男性が背中をナイフで刺された通り魔事件で、
名寄署は7日、銃刀法違反の現行犯で逮捕していた
名寄市大通北、無職、三浦義将容疑者(20)を
殺人未遂の疑いで再逮捕した。
調べによると、三浦容疑者は7月27日午後2時50分ごろ、
同市西二条北の公園で、自転車に乗ったままナイフで
無職男性(53)の背中を刺し、
1週間−10日の入院が必要なけがを負わせた疑い。
三浦容疑者は調べに対し「後ろから刺した」と容疑を認めているが、
動機については意味不明な発言を繰り返しているという。
同容疑者の自宅からは別のナイフも見つかった。
三浦容疑者は事件の約30分後、ポケットにナイフを入れて
同署前に立っているところを逮捕された。
MSN産経ニュース 2008.8.7
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2007年6月、大阪市でタクシー料金を踏み倒すため、
運転手に暴行し死亡させたとされる男の裁判が始まり、
男は罪を認めましたが、
弁護人は責任能力について争う姿勢を示しました。
強盗致死などの罪に問われているのは、
住所不定で無職の李信幸被告(46)です。
李被告は去年6月、大阪市西淀川区のマンションで、
自分が乗ったタクシーの料金を
支払うよう求めて追いかけてきた、
運転手の佐川系一さん(当時65)の顔や頭を
何度も殴りつけたとされています。
佐川さんは意識が戻らないまま、
およそ3ヵ月後に死亡しました。
19日に始まった裁判で、
李被告はこれらをすべて認めましたが、
弁護人は
「当時は大量に酒を飲んでいて、
責任能力が損なわれていた」
として、李被告の精神鑑定を求めました。
これに対し、検察側は
「犯行後、共犯者に
『みんなで飲んでたことにしろ』と
口裏合わせするなど証拠隠しまで図っており、
完全に責任能力があった」と主張しました。
関西ニュース
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鹿児島地検は18日、南さつま市笠沙町で
両親を金づちで殴打して
殺人と殺人未遂容疑で逮捕された
次男(35)を「刑事責任能力を問うことができない」として
不起訴処分とした。
事件は昨年12月31日午前0時ごろ、
自宅で就寝中の両親を金づちで複数回殴打し、
父親(当時60歳)を殺害、母親(61)も重傷を負った。
地検は刑事責任を問えるかどうか、
3カ月の鑑定留置を実施したが
「精神鑑定などをかんがみて、
当時の精神状態から
刑事責任能力を問うことが出来ないと判断した」という。
地検は同日、心神喪失者等医療観察法に
基づく審判を鹿児島地裁に申し立てた。
今後は、鑑定入院などの措置がされる見通し
毎日新聞 2008年4月19日
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京都府宇治市の学習塾で
平成17年12月、
小学6年の堀本紗也乃さん=当時(12)=が
刺殺された事件で、殺人などの罪に問われ、
昨年3月に1審・京都地裁で
懲役18年(求刑・無期懲役)の
実刑判決を受けた元塾アルバイト講師、萩野裕被告(25)の
控訴審公判が、大阪高裁で続いている。
公判の争点は1審に続き、
萩野被告の刑事責任能力の有無。
高裁は1審に続き、再び精神鑑定を行うことを決めた。
鑑定は8月末ごろまで約3カ月かけて行われ、
鑑定書は9月上旬に提出される見通し。
萩野被告は平成15年の上旬、
在学していた京都市内の私立大学構内で
財布などの盗みを繰り返し、
目撃者に暴行する事件を起こして逮捕、起訴された。
保釈中に自ら通院した精神科クリニックで
広汎性発達障害の一種の
「アスペルガー障害」と診断された。
アスペルガー障害とは一般的には、
特定の物事に固執し、
対人関係を築くことが困難とされる症状だ。
ただ、この障害は犯罪傾向には
直接結びつかないとされている。
今回の事件が起きた塾では
15年11月に講師になっていたが、
17年5月、補講で紗也乃さんを
夜遅くまで残したことから、
保護者から抗議を受けていた。
萩野被告はその年の9月ごろから、
紗也乃さんから「きもい」と言われているように感じ、
医師には「命を狙っている人が増えてきた」と相談していた。
11月には問題集の解答の提出がないことを直接叱ったため、
保護者から「今後は被告の授業を受けさせない」と伝えられた。
萩野被告は剣を持った紗也乃さんが襲ってくるような幻覚が
見えるようになり、犯行直前までの間、
紙に紗也乃さんの名前や「塾やめろ」などの言葉を書いて、
コンパスの針で何度も紙を刺したり破ったりしていたという。
1審判決は、萩野被告の完全責任能力を認めた。
「先天的なアスペルガー障害に罹患し、
ストレス耐性の弱さなどの特性のある被告は
精神病のような状態にあった」
と認定したものの 塾講師を特段問題なくこなし、
監視カメラのコンセントを抜くなど
犯行前の計画性を重視したためだ。
ただ、量刑ではアスペルガー障害の影響を考慮して、
無期懲役の求刑に対して懲役18年に減じた。
検察側は
「遺族感情に照らして刑が軽すぎる。無期懲役が相当だ」、
弁護側は
「被告は犯行当時、重篤な精神病のような状態で、
物事の善悪を弁別する能力が
著しく減退した心神耗弱状態だった。
1審判決は責任能力の判断を誤った」として、
双方が1審判決の破棄を求めて控訴。弁護側が
1審に続いて精神鑑定を請求し、
今年2月の公判で認められた。
MSN産経ニュース 2008.6.1
関連記事:京都塾女子児童殺害 法廷
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徳島地検は2008年7月7日、
家族3人を殺傷した殺人と殺人未遂の罪で
徳島市佐古四番町、無職、南泰子容疑者(38)を起訴した。
起訴状などによると、南被告は1月14日、
自宅で母=当時(64)=と弟=当時(30)=を
包丁で刺して失血死させ、妹(35)にも約3週間の重傷を負わせた。
南被告は3人を刺した後、自殺を図ったとみられ、一時入院。
地検は鑑定留置して精神鑑定した結果、責任能力を問えると判断した。
2008.7.7
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実母(84)を殺害したとして殺人罪に問われた
田村友子被告(48)に対する判決公判が2008年5月28日、
東京地裁(佐藤晋一郎裁判長)で開かれ、
懲役11年(求刑同15年)の実刑判決が言い渡された。
公判では殺意と完全責任能力の有無が争点となった。
佐藤裁判長は
「(ベルトで首を絞める行為は)
被害者に死の結果がもたらされることを
認識しつつ行われたもの」などと殺意を認めた。
そのうえで、駆けつけた警察官に犯行状況を正確に
供述していることなどを理由に
「完全責任能力が認められる」とした。
事件は昨年9月、同居していた母に
「子どもでもいたらグウグウ寝てないのにね」などと言われ、
腹を立てた田村被告が暴行を加えた後に
首を絞めて殺害した。
内外タイムス
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愛知県岡崎市のホームレス女性殺害事件で、
強盗殺人などの罪に問われた
無職 木村邦寛被告(29)について、
名古屋地裁岡崎支部(岩井隆義裁判長)は
2008年1月24日までに、
弁護側が請求していた精神鑑定を実施することを決めた。
決定は23日付。
木村被告は2006年11月19日未明、
当時中学2年だった男子生徒3人=いずれも少年院送致=
と共謀し、
金品を強奪する目的で岡崎市内の河川敷で
無職花岡美代子さん=当時(69)=に対し、
鉄パイプで殴るなどの暴行を加え殺害したなどとして
起訴された。
関係者によると、
木村被告と生徒らの年齢が離れていたにもかかわらず、
関係が 対等だったことなどから
発達障害の可能性があると判断、
責任能力にも問題がある恐れがあるとして、
鑑定申請が出されたという。
yahooニュースより
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2007年10月、大津市の自宅マンションから
当時10カ月の長男を投げ落としたとして、
殺人未遂容疑で逮捕された母親(32)について、
大津地検は20日、
「心神喪失状態で刑事責任能力は問えない」
として不起訴処分にした。
母親は2007年10月21日午後、
マンション6階の通路から長男を植え込みに投げ落とし、
意識不明の重体にしたとして逮捕された。
長男は12月末に死亡した。
地検の精神鑑定では
「育児ノイローゼによる重いうつ病」とされた。
nikkansports.com 2008/02/20
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JR山手線代々木−原宿間(約1.5キロ)の線路を
2007年11月11日夜、女性が“疾走”した騒動。
警視庁原宿署などのその後の調べで、
女性は直前に知人とトラブルになって代々木駅で下車後、
線路に飛び降りていたことが分かった。
重大な事故につながりかねなかった女性の行為に、
JR東日本は「大変危険な行為。駅間を走り抜けるなんて
聞いたことがない。絶対にやめてほしい」とおかんむりだ。
調べでは線路を“疾走”したのは、神奈川県の女性(45)。
知人男性とJR品川駅から 山手線に乗っていた際、
男性とトラブルになり代々木駅で突然下車。
その後、線路に飛び降りて原宿駅方面に走り出した。
女性は途中で乗り換え、中野駅に向かおうとしていたという。
線路上を女性が走っているのを、
すれ違った電車の車掌が発見、無線で緊急停止を連絡し
電車をすぐに非常停止させた。
女性は約20分後、連絡を受けた原宿駅の駅員がホーム近くで
取り押さえた。
この騒ぎで、
山手線や埼京線、湘南新宿ラインが約20分間
ストップ、約2万人に影響が出た。
原宿署によると、女性は精神的に不安定で、
刑事責任は問われることなく、
家族に引き渡されたという。
yahooニュース
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大阪市鶴見区で06年7月、
隣家の親類4人を包丁で刺して大けがをさせたとして、
殺人未遂と銃刀法違反、住居侵入の罪に問われた
無職の男性被告(24)に対し、
大阪地裁は2008年5月26日、
無罪(求刑懲役10年)の判決を言い渡した。
西田真基裁判長は
「統合失調症を発症し、心神喪失の状態にあった」
と述べた。
犯行当時の精神状態について、
捜査段階の精神鑑定は
「心神耗弱」とし、弁護人の請求で
地裁が実施した公判段階の鑑定は
「心神喪失」と認定した。
判決は、善悪の判断能力や
行動の制御能力を失っていたため、
刑事責任は問えないと判断した。
asahi.com社会
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東京都新宿区の京王百貨店で 2006年8月13日、
女性販売員(55)が
客の女に傘で目を突かれて重傷を負った事件で、
警視庁は、杉並区の無職の女(31)を
傷害容疑で逮捕したと24日発表した。
女は事件後、家族に犯行をほのめかしていたという。
女には神経症での入院歴があり、
同庁は刑事責任を問うのは困難と判断、
入院させる措置をとった。近く書類送検する方針。
新宿署の調べでは、女は13日午後3時ごろ、
同百貨店7階の催事場で、健康器具販売員の女性に
「この器具を使っていて具合が悪くなった。
調べたいのでパンフレットをください」などと言って近づき、
持っていた傘で女性の右目を突き、
眼球破裂の重傷を負わせた疑い。
女は器具を購入したことはなく、
過去に同百貨店との間にトラブルもなかったという。
23日に事件が報じられたのを見て、
女の母親が「娘がやったかもしれない」と同署に
通報した。女は「傘は捨てた」と供述しているという。
asahi.com
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川崎市多摩区のマンションで2006年3月、
小学三年山川雄樹君=当時(9つ)=が
投げ落とされ殺害された事件で、
殺人罪などに問われた同市麻生区細山、
無職今井健詞被告(42)の初公判が2006年7月21日、
横浜地裁(小倉正三裁判長)で開かれた。
雄樹君殺害事件と清
掃作業員の女性(68)に対する殺人未遂事件について
審理され、
今井被告は罪状認否で「間違いありません」
と起訴事実を認めたが、
弁護側は
「精神病を抱えており、刑事責任能力を有していない」
として無罪を主張した。
小さな子どもと女性を無差別に狙い、
社会に衝撃を与えた殺人・殺人未遂事件は
責任能力の有無を争点としつつ、
動機の解明などを中心に審理が進められることになった。
検察側は冒頭陳述で動機について
「今井被告は精神障害での入退院後、
家族が冷たくなったと
感じて家族を殺害しようと考えたが断念。
幸せな他人の家庭へのねたみを募らせ、
だれでもいいから子どもと女性を殺し、
家庭を崩壊させてやりたい
などとの思いに駆られた」と指摘した。
投げ落としという特異な殺害方法にこだわった理由について
「高層マンションの高層階から人を投げ落とせば、
自分の手を血で汚すことなしに殺すことができると考えた」
と述べた。
弁護側は意見陳述で今井被告の精神状態について
「統合失調症などの精神病を抱え、善悪の是非が分からず、
自己を制御することができなかった」と主張した。
東京Web
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会津若松市の当時県立高校3年の少年(18)が
2007年5月、母親=当時(47)=を
殺害、頭部を持って自首した事件で、
少年の審判を行っている家裁会津若松支部
(増永謙一郎裁判長)の鑑定で、
「少年には明らかな精神障害があり、
刑事責任能力はない」とする
鑑定結果が出されていたことが2008年1月23日、分かった。
地検会津若松支部が捜査段階で行った鑑定では、
「少年に(明らかな)精神障害はなく、
刑事責任能力に問題はない」
との結果が出されており、
家裁同支部の鑑定は全く逆の結果となった。
2つの異なる鑑定結果が
家裁同支部の決定にどのような影響を与えるか注目される。
関係者によると、鑑定では少年の言動や幼児期からの
病歴、育った家庭・生活環境を調査した。
頭部放射線検査の結果では、
少年には明らかな脳障害がみられたという。
これらの調査・検査などを踏まえ、鑑定では
「軽度の発達障害と環境的要因により、
明らかな精神障害がみられ、
少年は心神喪失に近い状態。
母親を殺害したが善悪の判断がつかず、
刑事責任能力はない」との結論が出されたという。
家裁同支部は鑑定留置期限の21日、
少年を30日までの10日間、
観護措置とすることを決定し、
近く審判が再開されるとみられる。
ニュース
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2歳の長男を石のようなもので殴って
殺害し無理心中を図ったとして殺人容疑で逮捕され、
処分保留で釈放された秋田県美郷町の
無職の母親について、
秋田地検は2007年12月27日、
「証拠が不十分で、責任能力にも問題がある」
として不起訴とした。
時事ニュース
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岐阜市で2007年9月、無職女性=当時(73)=が
アパートの自室で首を切られ殺害された事件で
岐阜地検は7日、「責任能力に問題がある」として、
殺人容疑で逮捕された隣室の無職の女(61)を
不起訴処分にし
心神喪失者医療観察法に基づく審判を
岐阜地裁に申し立てた。
地裁は同日、鑑定入院命令を出し、
女は岐阜県内の医療施設に入院した。
地検によると、
女は10月2日から約2カ月間、精神鑑定を受けた。
女性の首を包丁で切りつけ、殺害したことは明らかだが、
鑑定結果などから責任能力に問題があると判断した。
MSN産経ニュース
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横浜市西区のJR横浜駅東口の地下街通路で
2007年5月25日、
2歳女児が刺され重傷を負った事件で、
横浜地検は2007年9月13日、
傷害の現行犯で逮捕された
新潟県三条市の無職の女(29)について、
「犯行時、心神喪失状態で責任能力がなかった」
として不起訴処分にした。
また、横浜地裁は同日、
心神喪失者医療観察法に基づく鑑定入院命令を出した。
2007年9月13日 読売新聞
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滋賀県長浜市で2006年2月、市立神照幼稚園に通う
武友若奈ちゃんと佐野迅君=いずれも当時(5)=が
殺害された事件で、
殺人などの罪に問われた
中国籍の 鄭永善被告(35)の判決が
2007年10月16日、大津地裁であった。
長井秀典裁判長は
「残忍かつ冷酷な犯行で、人命を軽視する態度には
戦慄(せんりつ)を覚えざるを得ない」と述べたが、
「事件当時に統合失調症の影響で
心神耗弱の状態にあった」
として減刑し、無期懲役(求刑死刑)を言い渡した。
弁護側は即日控訴した。
公判中に実施された精神鑑定は、鄭被告が事件当時、
統合失調症を発症して、責任能力が限定的になる
心神耗弱状態だったとの結果が出ており、
責任能力が争点だった。
判決理由で長井裁判長は、
鄭被告が園児二人に対して殺意があったことを認めたが、
「統合失調症に罹患(りかん)した状態にあったことは
動かしようがない」と精神鑑定は信用できるとの判断。
完全に責任能力があったとする検察側の主張を退けた。
さらに、「長女が被害園児にいじめられていると妄想を抱き、
他者への共感性の乏しさ、攻撃性や衝動性が著しく進む中で、
殺害を考え、犯行に及んだ」と指摘した。
一方で、自宅で最も鋭利な刃物を準備したり、
逃走資金を用意したことを挙げ、
「責任能力を完全に失っていたわけではなかった」と述べた。
長井裁判長は
「まったく落ち度のない五歳の園児二人の命が奪われた。
園児らの恐怖や苦痛、絶望感などは想像に絶する」
とする一方、
「被告は現在においても犯行の重大性を認識せず、
刑事責任の重さを理解していない」とした。
判決によると、鄭被告は2006年2月17日午前九時ごろ、
長浜市相撲町の農道にとめた軽乗用車内やその外で、
長女の同級生で通園するグループが一緒だった
若奈ちゃんと迅君の胸や背中などを、
包丁で約二十カ所刺して殺害した。
判決を受けて、大津地検の梅田正樹次席検事は
「検察官の主張が理解されず、不適切な判決であり、
上級庁とも協議して適切に対応する」
とのコメントを出した。
京都新聞 2007年10月16日掲載
中国籍の鄭永善被告(37)に、大阪高裁(森岡安広裁判長)は
2009年2月20日、1審に続いて無期懲役の判決を言い渡した。
鄭被告はこの日、出廷しなかった。
1審大津地裁は07年10月、犯行時に心神耗弱状態だったと認定。
完全責任能力があったとして死刑を求刑していた検察側と、
「心神喪失」を主張して無罪か刑の軽減を求める弁護側の双方が控訴し、
責任能力の程度が焦点になっていた。高裁はいずれの控訴も退けた。
2009/02/20 47NEWS
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東京都杉並区で親子を刺殺、現金を奪ったとして強盗殺人罪などに
問われた元大学生志村裕史被告(23)について、
東京地裁(植村稔裁判長)は2009年2月10日までに、
弁護側による3回目の精神鑑定の請求を却下した。
これまでの公判では、
最初の精神鑑定が犯行当時の被告の責任能力を否定。
検察側請求に基づく再鑑定では
完全責任能力を認める逆の結論が出ていた。
起訴状では、志村被告は2007年1月25日、
杉並区の無職野元富恵さん(当時86)方で、
野元さんと長男新一郎さん(同61)をナイフで刺殺し、
現金などを奪ったとされる。
nikkansports.com
3歳の男の子を歩道橋から
投げ落としたとされる男の初公判が開かれ、
男は起訴事実を認めましたが、
弁護側が責任能力を争う姿勢を見せました。
殺人未遂の罪に問われているのは、
八尾市の福祉施設に通っていた、
吉岡一郎被告(41)です。
起訴状などによりますと、
吉岡被告は2007年1月、
近鉄八尾駅前の歩道橋で、
たまたま近くを歩いていた当時3歳の男の子を
6.4メートル下の道路に投げ落とし、
重傷を負わせたとされています。
2007年4月の初公判で、
吉岡被告は、
「歩道橋から落としたことは間違いありません」
と起訴事実を認めました。
しかし、弁護側は、「精神障害の可能性もある」と
責任能力について争う姿勢を見せ、
殺意も否定しました。
それに対し、検察側は、
「施設の職員らに対する不満から、大事件を起こせば
退所させられるなどと考えて、とっさに児童を殺害しようとした」
と指摘しています。
ABC WEBNEWS
大阪府八尾市の近鉄八尾駅前で2007年1月、
歩道橋から男児を投げ落としたとして殺人未遂罪に問われた
無職、吉岡一郎被告(43)に対する論告求刑公判が
2008年10月24日、大阪地裁(樋口裕晃裁判長)であった。
検察側は「極めて危険で冷酷非情な犯行。完全責任能力があった」
として懲役12年を求刑。
弁護側が最終弁論で「犯行当時は心神耗弱状態だった」と主張、
結審した。判決は12月10日。
吉岡被告は「もう人さまに迷惑をかけないことをお約束します」と述べた。
産経関西
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2006年2月、小学4年の二男の寝室に灯油をまいて
火を付けて殺害したとして、三重県警桑名署は
4日、殺人と放火の疑いで、
無職 伊藤美雪容疑者(48)=同県
桑名市長島町=を逮捕した。
伊藤容疑者は調べに
「火災のことは覚えていない」と供述、容疑を否認しているという。
調べでは、伊藤容疑者は2月13日午前8時ごろ、
同町の自宅で、二男の政人君
=当時(10)=が寝室にしていた
2階の8畳間に灯油をまいて火を付け、殺害した疑い。
桑名署は殺害の動機などについて、
伊藤容疑者を追及している。
政人君を救出しようとした祖父の武尚さん=当時(71)=も
1酸化炭素中毒で死亡した。
伊藤容疑者も一時、意識不明の重体になっていた。
津地検は2007年2月14日、鑑定留置されていた
母親(49)について
「責任能力の有無を判断するのが難しい」
として処分保留で釈放した。
事件は同市長島町間々で発生。
母親は放火し男児を殺害した疑いで
2006年12月、桑名署に 逮捕された。
その後の調べに、
母親が「事件のことを何も覚えていない」などと供述したため、
津地検は精神鑑定のための鑑定留置を津簡裁に請求、
約2カ月かけて刑事責任能力を調べていた。
毎日新聞
愛知県豊田市で7月、
有料道路の陸橋から長女(当時8歳)を突き落とし、
殺人容疑で逮捕された母親(39)について、
名古屋地検は2日、 不起訴処分とした。
同地検は母親の精神鑑定を進めていたが、
責任能力が問えないと判断したとみられる。
毎日新聞 2006年11月3日
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岐阜県中津川市の親族6人殺傷事件で、
殺人などの罪に問われ、
精神鑑定で責任能力を限定する結果が
出されている原平被告が、
検察側の要請から
別の専門家の鑑定も受けることが決まりました。
中津川市坂下の元老人保健施設事務長、
原平被告(58)は2005年2月、
自宅で、母親ら親族6人を殺傷したとして、
殺人などの罪に問われています。
原被告は、既に精神鑑定を受け、
「犯行当時、善悪の判断能力が弱まっていた」として、
「刑事責任能力は限定的」とする結果が出されています。
しかし、検察側は、「簡易鑑定結果と異なる」として先月、
再鑑定を請求していました。
2006年10月20日の裁判で岐阜地裁は、
「認定された事実の評価や、
鑑定手法などに別の考え方もありうる」として、
別の専門家による再鑑定を認めました。
名古屋テレビ
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大津市で2005年4〜5月、
民家が全焼するなどした連続放火事件で、
現住建造物等放火罪などに問われた
元NHK大津放送局記者、
笠松裕史被告(24)=懲戒免職=の初公判が
2006年5月23日、大津地裁(長井秀典裁判長)であった。
笠松被告は起訴事実について
「間違いありません」と認めたが、
「火を大きくするつもりはなかった」と述べた。
弁護側は
「建物に燃え移らせる意図はなかった」としたうえで、
「犯行当時、躁(そう)状態にあった」
として責任能力について争う姿勢をみせた。
検察側は冒頭陳述で、笠松被告が仕事でミスを繰り返し、
先輩記者や上司などから怒られることに
耐えられなかったと指摘。
放火の動機について「(2005年4月23日に)
たまたま通りかかった家屋の敷地にあった廃材に
『火をつけたら、気がまぎれるかも』と考えて放火し、
沈んだ気持ちが高揚したため、その後も続けた」とした。
大津市の連続放火は、週末を中心に計11件発生。
笠松被告は複数の現場で目撃され8件相次いだ
5月15日の翌日から仕事を休み、
岸和田市の実家に戻って病院に一時入院していた。
県警は、岸和田市の放火未遂事件で
笠松被告を2005年11月に逮捕。
笠松被告は
「むしゃくしゃしてやった」と供述した。
12月から約3カ月半の精神鑑定を受け、
大津地検は刑事責任を問えると判断した。
asahi.com
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検察庁・山形地検は2006年8月4日、
7月上旬に山形県南陽市内で
故意による追突事故を起こし、
2人を死亡させた28歳の女について、
刑事責任能力の有無を判断するための
精神鑑定を実施することを決定した。
問題の事故は7月5日に発生した。
南陽市竹原付近の国道113号で、
猛スピードで進行していた
乗用車が前を走る軽乗用車に激突。
軽乗用車は約20-30mも弾き飛ばされ、
道路脇の水田に転落。
原形を留めないほどに大破し、
乗っていた男女2人が死亡した。
追突側の乗用車を運転していた28歳の女は
傷害致死容疑で逮捕されたが、
調べに対しては「軽乗用車に進路を妨害され、
邪魔なのでぶつけてやった」などと供述。
故意に追突したようなことをほのめかしていた。
女には精神科への通院歴があり、
警察や検察では責任能力の
有無についても調べを進めていた。
その結果、言動に意味不明なところも多々あることから、
検察では
精神鑑定(起訴前鑑定)の実施を決定。
Response.
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2005年4月、宮城県仙台市青葉区内のアーケード街に
トラックで進入し、内部で暴走して7人を死傷させたとして
殺人や殺人未遂の罪に問われた40歳の男に対する
判決公判が2007年3月15日、仙台地裁で開かれた。
裁判所は男に対して懲役28年の実刑を命じている。
事件は2005年4月2日午前に発生した。
仙台市青葉区中央付近にある歩行者専用アーケード街に
普通トラックが進入。40−50km/hの速度を保ったまま
約550mに渡って暴走し、アーケード入口付近で
道路を横断していた人を含めた歩行者7人を次々にはねた。
このうち3人が死亡、4人が重軽傷を負った。
当初、トラックを運転していた男は
業務上過失致死傷などの容疑で逮捕されたが、
直後から「お告げがあった」などと意味不明な供述を繰り返し、
刑事責任能力の有無を確かめるための精神鑑定も行われた。
結果的には統合失調症と判断されたが、
「行動を支配するまでのものではなかった」と判断され、
殺人と殺人未遂で起訴された。
公判でも弁護側は「被告に刑事責任能力はない」と主張したが、
15日に行われた判決公判で
仙台地裁の山内昭善裁判長は
「被告には統合失調症の症状が疑われ、
幻聴で注意力が散漫になった可能性はある」と認定しながらも、
「被告はアーケード内に点在する植栽などの障害物を避けて
トラックを走らせるなど、運転能力も欠いていなかった。
行動もはっきりとしており、このことから考えるに
判断能力が著しく損なわれていたわけでない」
として弁護側の主張を認めず、刑事責任能力ありと判断した。
争点となった殺意の有無について、
裁判長は
「警笛を鳴らす、ブレーキを踏むなどの回避措置をとらなかった」
などと殺意を認定したものの、
「積極的に歩行者を狙ったとは言いきれない」として、
未必的殺意に留まるとした。
その上で「多数の歩行者の存在を無視した卑劣で身勝手な犯行。
背後から衝突し、甚だ危険で残虐だ」と指弾し、
被告に対して懲役28年の実刑判決を言い渡した。
Response.
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三条市の女性(21)が小学四年当時から9年2カ月間にわたって
柏崎市内に監禁されていた事件で、
略取、逮捕監禁致傷、窃盗の罪に問われた市内四谷1、
無職・佐藤宣行被告(39)の判決公判が
2002年1月22日午後3時から新潟地裁で開かれ、
榊五十雄裁判長は懲役14年(求刑懲役15年)の
実刑判決を言い渡した。
犯行に対し榊裁判長は被告の責任能力を認め、
「思春期や青春という人の成長に最も大切な時期を奪い取り、
結果は余りにも重大」と断罪した。
犯罪史上前例がないとされる長期の監禁、法が想定した枠をも
超えるとされた今回の事件で検察側は
「逮捕監禁致傷の最高刑の10年では、
禁時間の1日をほぼ1日の懲役刑で償うようなもので不当」
と主張。
被告が女性に着用させるため万引きした少額の窃盗を併合罪とし、
さらに未決拘留期間も認めるべきではないという現行法で考えられる
最高の懲役十五年を求刑した。
これに対して裁判所がどのような判断を下すかが最大の争点だった。
また「被告は心神耗弱状態にあった」と
弁護側が主張した被告の刑事責任能力、略取罪の時効のほか、
被告が起訴事実をほぼ認めた中で唯一反論した
「被害女性を抱きかかえて車のトランクに入れたかどうか」
「ナイフなどの所持は少女をさらう目的のためで、
計画性があったかどうか」などがポイントとなった。
判決理由で榊裁判長は計画性には触れなかったが、
「抱きかかえたかどうか」については
「被害女性の主張は具体的。被告の主張は変遷し、不自然」とした。
また被告の刑事責任能力について
「事件の発覚を恐れ、被害者を隠し続けた行為は合理的で、
心神耗弱状態になかった」と判定。
略取の時効についても弁護側の主張を退けた。
その上で榊裁判長は
「か弱い女児を自己の意のままにしたいという欲望を
抑えきれずに犯行に及び、身勝手極まりない」
「犯行は大胆で粗暴、卑劣、陰湿、悪質極まりない」
と言葉を並べ、
起訴が見送られた被害者の
心的外傷後ストレス障害(PTSD)にも言及した。
一方、「窃盗は少額であっても、
監禁の犯行を継続するために行い、
常習的であり、犯行全体として判断すべきもの」と厳しく指摘し
併合罪を適用したが、
「窃盗の被害が弁償済みであり、
量刑には自ずと限界がある」と説明。
また被告は被告人なりの反省の態度を示していること、
被告人に人格障害があって行動に影響を与えていること、
被告人には帰りを待つ母親がいることなど
「斟(しん)酌すべき諸事情がある」とし、
未決拘留日数350日を算入して懲役14年が相当とした。
柏崎日報 Online
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2004年11月に大阪府茨木市内で乗用車が暴走し、
通行人5名が次々にはねられ死傷した無差別殺人事件
2004年11月18日の午前6時過ぎ、
茨木市内中穂積〜下穂積の路上で乗用車が暴走し、
通りかかった自転車の男女5名を次々とはね、
民家の生垣に衝突して停止した。
運転していた韓国国籍で新聞販売店従業員の
辺英鉄容疑者も意識不明の重体となった。
辺英鉄容疑者は全裸で 車内に服はなかった。
被害者5名のうち2名が死亡、3名が重軽傷を負った。
H容疑者は統合失調症で通院中であった。
2007年2月28日、大阪地裁は
「被告は当時、心神喪失状態で罪にならない」として
無罪判決を言い渡した。
Wikipedia
大阪府茨木市で2004年11月、
乗用車を暴走させて男女5人をはね、
2人を殺害したとして、殺人と殺人未遂罪に問われた
元新聞配達員の男(27)の控訴審判決が
24日、大阪高裁であった。
古川博裁判長は、心神喪失状態だったとして
無罪(求刑・無期懲役)とした
1審・大阪地裁判決を支持、検察側の控訴を棄却した。
男は、自殺の道連れに通行人を殺害しようと
04年11月18日早朝、茨木市内の路上で、
自転車に乗っていた会社員・村田忠治郎さん(当時61歳)と
同・米林和夫さん(同56歳)を乗用車ではねて殺害、
男女3人に重傷を負わせた、として起訴された。
2008年6月24日
2004年、大阪府茨木市で男女5人を車で次々にはね、
2人を死亡させた男に対し、
大阪地方裁判所は、事件当時、
辺英鉄(23歳)が心身喪失状態だったとして、
無罪の判決を言い渡しました。
茨木市に住む無職の25歳の男は、
自殺の道連れに通行人を殺害しようと計画、
車を暴走させて2人をはね殺し、
3人に重傷を負わせたとして、
殺人などの罪に問われていました。
裁判で被告は、
「自殺の道連れのためにやったのではなく、
悪魔に命令された」と述べ、
弁護側は、
「心神喪失状態だった」として無罪を主張してきました。
2007年2月28日の判決で大阪地裁は、
「犯行に及ぶ前から家族に幻聴を訴えていて、
犯行時は完全に幻聴に支配されていた」と述べ、
無期懲役の求刑に対し、無罪判決を言い渡しました。
MBS
茨木市で平成16年11月、男女5人を次々とはねて
車で2人を殺害したとして、殺人と殺人未遂の罪に問われ、
2審大阪高裁で無罪判決を受けた
産経新聞販売店元配達員の男性(27)について、
大阪高検は上告期限の8日までに上告せず、無罪が確定した。
大阪高裁は先月24日の判決で、
男性が犯行当時、心神喪失状態で責任能力がなかったとして、
1審大阪地裁の無罪判決を支持、検察側の控訴を棄却した。
高検は「判決内容を検討したが、
憲法違反などの上告理由が見いだせない」としている。
2008年7月9日
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東京・浅草で01年4月、
レッサーパンダの帽子をかぶった男に
19歳の女子短大生が刺殺された事件で、
殺人罪などに問われた山口誠被告(32)に対し、
東京地裁(服部悟裁判長)は2004年11月26日、
求刑通り無期懲役を言い渡した。
服部裁判長は
「軽度の精神遅滞があったが、完全な責任能力があった」
と判断したうえ、
「強固な確定的殺意に基づく冷酷かつ残忍な犯行というほかなく、
何の落ち度もない19歳の女性を刺殺した悪質な通り魔殺人」
と厳しく指摘した。
判決によると、山口被告は01年4月、
東京都台東区花川戸の路上で、
わいせつ目的で女子短大生の小川真由子さん(当時19歳)の
後をつけたところ、
振り返った小川さんににらまれるような顔をされたため、
ばかにされたと思い、腹などを包丁で刺して失血死させた。
公判で弁護側は「発達障害の影響で心神喪失か
心神耗弱だった可能性がある」と主張した。
しかし、判決は「女性に『ごめんね』と言いながら
首を絞めたと供述するなど犯行時の記憶は十分にあり、
逃走の際には包丁や血の付いた衣服を捨て、
その後現場近くの当時の就寝場所を離れて偽名を使って働くなど、
犯行発覚を防ぐため合理的に行動していた」と指摘。
「自閉傾向にはあったものの、当時、善悪の分別もあり、
完全な責任能力を有していたことは十分認定できる」と判断した。
また、山口被告が公判途中で殺意の否認に転じたことについて、
判決は「供述が不自然に変遷し、合理的な説明もない」と退けた。
被害者にばかにされたと思ったという動機部分については
「4月末に毛皮のコートを着て
異様なレッサーパンダの帽子をかぶった被告に、
被害者が驚いて表情を変えたとしても当然」と指摘した。
そのうえで、
「被害者は20歳の誕生日を1カ月後に控え、
まさに人生もこれからという時に何の落ち度もないのに、
たまたま被告人と出くわしたため非業の死を遂げた。
その無念さは察するにあまりある」と指弾した。
判決後の会見で、山口被告の副島洋明主任弁護人は
「これまでの被告人質問で、山口被告のコミュニケーション能力に
障害があることは明らか。
そうした点をきちんと理解した判決を期待していたが裏切られた」
などと述べ、捜査段階の供述を全面的に信用して
確定的な殺意があったと認定した判決を批判した。
控訴については「本人の気持ちが揺れているようなので、
今後相談したい」と述べた。
毎日新聞 2004年11月26日
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東京都と埼玉県で1988〜89年、
幼い女の子4人が相次いで連れ去られ殺された
幼女連続誘拐殺人事件で誘拐、殺人、死体損壊など
6つの罪に問われた元印刷業手伝い宮崎勤被告(43)の
上告審判決で、最高裁第三小法廷は17日、
1、2審の死刑判決を支持し、被告の上告を棄却した。
死刑が確定する。
4人の裁判官全員一致の判決。
判決理由で藤田宙靖裁判長は、最大の争点だった、
善悪を判断して行動する能力(刑事責任能力)の有無について、
「極端な性格的偏り(人格障害)で精神障害ではない」
として完全責任能力を認めた1、2審の判断を
「正当と認められる」と支持。
その上で「性的欲求や死体を撮影した珍しいビデオを持ちたいという
収集欲に基づく自己中心的、非道な動機で、酌量の余地はない」
と死刑の理由を述べた。
幼い女児ばかりを標的に、
遺骨や「今田勇子」名の犯行声明を送り付ける異常な手口で
社会に衝撃を与えた事件から17年余り。
一審東京地裁の初公判から16年に及ぶ裁判が終結する。
裁判では事実関係に大きな争いがなく、
当初から責任能力の有無が争われた。
一審東京地裁では二度にわたる精神鑑定を実施。
「人格障害」と完全責任能力を認める一次鑑定と
「統合失調症」「解離性同一性障害(多重人格)」
として責任能力を一部否定する二次鑑定の計三通りの
鑑定書が提出された。
弁護側は統合失調症との見解を示し
「互いに無関心な家族の中で、
支えだった祖父の死を機に動機が噴出した」
と心神耗弱を主張したが、
1997年の一審判決は一次鑑定を採用。
「強い性的欲求に、ビデオの収集欲が伴った凶悪非道な犯行」
と死刑を言い渡した。
訴審では弁護側が申請した再鑑定は行われず、
10回の被告人質問で結審。
2001年の二審判決は一審同様、完全責任能力を認めた。
西日本新聞
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埼玉県草加市の路上で07年9月、
通りがかりの無職男性(78)を
刺殺したとして殺人と銃刀法違反の罪に問われた
住所不定、無職 苅部操一被告(30)の判決公判が
20日、さいたま地裁であった。
中谷雄二郎裁判長は懲役27年(求刑無期懲役)を言い渡した。
弁護側は苅部被告に自殺や殺人願望の症状があり、
事件当時「責任能力がなかった」として無罪を主張していた。
asahi.com 2008年6月20日
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責任能力って 一体 何ですか?
真面目に 平凡に暮らしている人々を
傷を負わせても 殺しても 無罪となる法律のために
どれだけの人が悔しい思いをしているのか
気づいてほしい
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asahi.com 2008年05月22日より
◇市民側「自制力」巡り戸惑い
来年5月21日に始まる裁判員制度のスタートまで
1年を切りました。
今回の「裁判って何」では、
プロの裁判官も頭を悩ませることが多い
「責任能力」を取り上げます。
◇「統合失調症の男性が店員刺殺」事件
殺人を犯した人間がどうして無罪?
さいたま地裁であった模擬裁判で、
被告が事件時、善悪を判断し
犯行をやめることができたかどうか、
「刑事責任能力」の有無が争点になった。
判決を議論する評議では
「罪は問えない」とするプロの裁判官側と、
「罪を問うべきだ」とする一部の市民裁判員の意見に
大きな隔たりが生じた。
実際の裁判でも争われることが多い、
責任能力の解釈の難しさが浮き彫りになった。
事件は、レンタカー店から借りた車を返さず、
自分のものと思いこんだ統合失調症の男(40)が、
店の従業員田村弘さん(58、仮名)の対応に腹を立てて、
刃物で刺殺したという設定。
市民6人が裁判員として参加し、
さいたま地裁の裁判官3人と判決を議論した。
◇「解釈で違い」
裁判の争点は、被告の責任能力の有無。
責任能力とは、
(1)物事の善悪を判断する能力と、
(2)自分の行動をコントロール(制御)する能力のこと
つまり、悪いことだ、と分かったうえで犯行に及んだか((1))、
犯行をやめることができたのに刃物で刺したのか((2))
がポイントになった。
刑法は39条で、
(1)(2)いずれかの能力を失っていたら、
被告を責めることはできない「心神喪失」として無罪、
どちらかの能力が十分でなければ、
「心神耗弱」として減刑すると定めている。
被告は裁判で「刺したが殺してない」と犯行を否認。
検察官や弁護人からの質問には
「ここ(法廷)はアメリカで、車を返してもらうプロセスで来ている」
などと要領を得ない発言を繰り返した。
検察側は、
被告の病気は重くなかった▽
動機は普通の人でも理解でき、病気の影響はない▽
刺す相手を選び、自制する能力があった▽
犯行後の隠蔽(いんぺい)行為から
善悪を判断できたはずなどと指摘。
「いずれの能力((1)(2))も完全ではないがあった」
と判断した精神科医の鑑定を根拠に、
「心神耗弱状態だったが責任能力はあった」として、
減刑したうえで懲役10年を求刑した。
弁護側は真っ向から反論。
事件時、被告は「レンタカー店に車を取られた」
と妄想していた▽
病気の影響で他人への攻撃性が高まったり、
自制する力が大幅に低下したりしていたなどと主張。
「判断能力((1))はあったが、
自制する能力((2))は完全に失われていた」とした、
別の精神科医を証人として申請。
「犯行は病気の特徴的な症状によって引き起こされたもの」
と結論づけ、
「被告に責任能力はなく、刑罰ではなく治療が必要」
と無罪を訴えた。
◇評議で対決
検察、弁護側とも
(1)はあったと認めたことから、
裁判官と裁判員は(2)の自制力の有無について検討。
「カッとなって刺した」という動機と犯行が、
自制力を失った結果かどうかが議論の中心になった。
評議では、
「理解できず、病気の影響」とする裁判官側と、
「健常者でも同じように思うはずで、
一概に病気の影響とは言えない」
とする一部の裁判員側の考えが対立した。
病気説を主張した裁判官3人と裁判員3人は
「田村さんの対応はそれほどひどくないのに、
激高し刺した行為は異常」
「弁護側の精神科医が言うように、病気で妄想に支配され、
攻撃性が高まり、自制力が低下している状態で、
田村さんの対応に過剰に反応して起こしたもので、
責任は問えない」
と主張した。
一方、病気説を否定した裁判員3人は
「カッとなって刺すことは普通の人でもありえることで、
被告の行動は理解できる」
「犯行後の隠蔽行為は、自分の行動が悪いことと理解し
行動している何よりの証拠。病気なら、
隠蔽行為もしないはず」と反論。
「人を殺して無罪というのは心情的に納得できない」
と法律論を離れ、
有罪を主張する意見もあった。
また、裁判員からは
「どの程度の自制力があれば責任を問えるのか、
判断できない」
「殺人の瞬間はほとんどの犯人が、自制力を失っているはず。
それを持って判断していいのか」などと、
責任能力の概念に戸惑う声も少なくなかった。
結局、有罪を主張していた裁判員も、
裁判長の
「検察の主要な主張の中に納得できないことがあれば、
無罪と判断するべきだ」(無罪推定の原則)という
言葉で意見を変更。
「『暴力はやめましょう』と言った店員の言動を主な動機とする、
検察の説明は十分とは言えない」と無罪説に流れた。
最終的に、9人全員一致で
「被告に自制力があったとする証明はなく、
心神喪失状態だったといえる」と無罪を言い渡した。
【事件の経緯】(検察官作成の冒頭陳述から)
(1)被告が3月、レンタカー店から車を借りる。
返済期限を守らず、レンタカー店の従業員に6月1日、
車を回収される。
(2)翌2日、店に「おれの車を何で勝手に持って行くんだ」
と抗議し、
警察に「車を盗まれた」と通報。
夜になり、刃物を持ってレンタカー店に。
(3)田村さんの同僚の従業員に「うちの車です」
と言われ、胸を小突く。
田村さんに「落ち着いて話しましょう」と言われ、激高。
田村さんの顔を刃物で切りつけ、背中を刺す。
田村さんは病院に搬送されたが死亡。
(4)犯行後、自転車で逃走し、刃物を梅畑に捨てる。
深夜、自宅に帰ったところで警察に捕まる。
◇ドンキ放火で高裁は判断・制御能力あり
実際の裁判でも責任能力が争点になるケースは多い。
最近では、東京・渋谷のマンションで
夫を殺害した殺人事件(4月に東京地裁で判決、控訴)や、
さいたま市で04年に起きた
ドン・キホーテ放火事件(5月に東京高裁で判決、上告)
で争われた。
渋谷の事件では、被告を鑑定した2人の医師が
「精神障害があり、事件時、もうろうとしていた。
心神喪失の可能性があった」と指摘。
ところが東京地裁は
「暴力をする夫から逃れたいという動機は理解でき、
犯行の様子に異常さもない。殴ったときの夫の反応も覚えている」
と責任能力を完全に認めた。
放火事件の高裁判決は、被告の犯行前の行動に着目。
被告が、他人への嫌がらせを特定の相手にしかしていないこと、
窃盗の目的を達成するために
放火場所を合理的に選んでいることなどから、
判断能力と制御能力があったとした。
【飯田喜信裁判長の見方】
疾患内容 正確に理解必要
被告人の責任能力は、
これまでも刑事裁判でしばしば問題となり、
その判定は微妙で難しいとされてきました。
市民が加わる刑事裁判で、責任能力を適正に判定することは、
一つの重要な課題になると予想されます。
責任能力とは、
善悪を判断する能力と行動を制御する能力をいいます。
被告人が精神の障害により
犯行時にこれらの能力を欠いていた場合は
「心神喪失者」として罪に問われない、すなわち無罪となります。
また、それらが著しく弱くなっていた場合は
「心神耗弱者」として減刑されます。
責任能力の有無・程度を判定するには、
被告人の精神的な疾患の内容や、
それが犯行に与えた影響について
正確に理解することが必要になります。
そこで、専門の医師が、被告人の精神鑑定を実施し、
裁判でそれを説明することがよく行われます。
今回の模擬裁判では、
殺人を犯した被告人が統合失調症にかかっていたため、
2人の医師による精神鑑定が行われました。
そして、公判で1人は検察側の証人として心神耗弱、
もう1人は弁護側の証人として心神喪失の各判断を示しました。
評議では、裁判員の意見は二つに割れましたが、
議論の末に裁判員と裁判官の全員が
心神喪失の結論で一致しました。
模擬裁判の前の整理手続きでは、
裁判官と検察官、弁護人との間で、
精神鑑定の内容を
分かりやすく伝えるためにどうしたらよいかを、
熱心に検討したと聞いています。
実際に証人となった2人の医師は、
難しい医学概念を平易な言葉で解説し、
それぞれの判断の理由を丁寧に証言しました。
そして、裁判員の方々は、証言の内容をよく理解したうえで
評議に参加したように見受けられます。
今回の模擬裁判は裁判員裁判による責任能力の
審理・評議のあり方を模索するうえで、
大いに参考になるものでした。
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平成時代の殺人事件
心神喪失者等医療観察法
殺人など重大な罪を犯したのに、
心神喪失の状態であったという理由で
不起訴や無実となった触法精神障害者を、
必要に応じて専門病棟に強制入院させ、
手厚い治療を行うことを定めた法律。
2005年7月より施行されている。
入退院を決める審判は、裁判官と医師が2人1組で行い、
別の医師の鑑定意見書などを基に入院期間などを判断する。
判断のための「鑑定ガイドライン」は、
試案では「再犯防止のために
長期的なリスクアセスメント
(危険性の事前評価)を重視する」として、
過去の捜査記録や生活歴を判断材料にあげているが、
いまだ完成版はできてない。
日本弁護士連合会は
「誤って再犯の恐れがあると判断され、
長期入院となるケースがかならず出る」という意見書を
厚生労働省に提出している。
新制度は「社会復帰のための医療」を掲げているが、
「治安のための長期拘束」につながるのではないか
という疑念も指摘されている。
Yahoo!辞書
母親を包丁で切りつけて死亡させながら、
心神喪失を理由に不起訴処分になった
無職の男(41)が今年7月、
「心神喪失者医療観察法」の審判で完全責任能力があったと判断され、
一転、殺人罪などで東京地裁に起訴されていたことがわかった。
男に対しては精神鑑定が計3回実施され、
「心神耗弱」「心神喪失」「完全責任能力あり」と
バラバラの判断が示される異例の経過をたどっており、
鑑定のあり方を巡っても論議を呼びそうだ。
男は昨年12月、東京都内の自宅で、
寝ていた母親(当時71歳)と兄を包丁で切りつけ、
警視庁に殺人未遂の現行犯で逮捕された。
近所の住民によると、男は近所とのつきあいもなく、
自宅で引きこもりがちだったという。
男に通院歴はなかったが、
東京地検は、精神状態を詳しく調べるため、
鑑定留置し、正式鑑定を実施。
その結果、統合失調症に近い精神障害で、
責任能力が著しく減退した心神耗弱と判断された。
同地検でさらに、別の医師に簡易鑑定を依頼したところ、
今度は心神喪失とされた。
このため同地検は今年5月、
心神喪失を理由に男を不起訴処分にし、
心神喪失者医療観察法に基づく審判を東京地裁に申し立てた。
しかし、審判での鑑定の結果、
完全責任能力があったと判断されたため、
同地裁が今年7月、審判申し立てを却下。
これを受け、同地検が7月に起訴した。
弁護人によると、
男は「犯行を覚えていない」「殺せと言う声がした」などと
話しているといい、今月16日に始まった「公判前整理手続き」では、
心神喪失を理由に無罪を主張した。
中谷陽二・筑波大教授(司法精神医学)は
「鑑定医の判断が大きく分かれるのは、症状が複雑だったり、
判断材料が乏しかったりすることが考えられる。
今回のような食い違いをなくすため、
司法と精神医学が協力して判断が分かれた原因を分析し、
鑑定方法や責任能力の判断について、
統一的な基準作りを進める必要がある」と話している。
goo ニュース2008年9月22日
「心神喪失」の演技している犯罪者を
精神科医師は 見抜くことはできるのでしょうか?
東京地検は 加藤容疑者について刑事責任能力を確認するために
精神鑑定する方向で検討していると 紙面に書かれていました。
犯罪者の責任能力が問えない・・・と無罪になる
ここ最近 裁判で 責任能力を問う 事件があった
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茨城県土浦市の自宅で平成16年、
両親と姉を殺害したとして殺人罪に問われ、
死刑を求刑された男性被告(31)の判決公判が
2008年6月27日、水戸地裁土浦支部で開かれ、
伊藤茂夫裁判長は「被告は犯行時、心神喪失状態だった」
として、無罪を言い渡した。
刑事責任能力の有無が争点。
弁護側は「被告は専門学校を中退後、
自宅に引きこもりがちになり、
統合失調症を発症。犯行当時は心神喪失状態にあった」
として無罪を主張。
検察側は捜査段階の精神鑑定などを踏まえ
「事前に凶器を準備するなど完全な責任能力はあった」
としていた。
公判中に実施された精神鑑定で鑑定医は
「犯行時、心神耗弱だった。心神喪失の可能性もある」
と指摘していた。
論告によると、被告は日ごろから、
父親=当時(57)=らに
就職するよう口うるさく言われていたことから
殺害を決意。平成16年11月24日、母親=同(54)=と
帰省中の姉=同(31)=を包丁で刺すなどして
殺害後、帰宅した父親も殺害した。
MSN産経ニュース
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3歳の男児を浴槽に沈めて殺害しようとしたとして、
佐賀署は19日、佐賀市内の無職の女(28)を
殺人未遂の疑いで逮捕した。男児は意識不明の重体。
女は県内の病院の精神科に入院歴があり、
現在も通院しているという。
調べに対し、「天の声が聞こえイライラしてやった」と話しているという。
佐賀署の調べでは、男児は女の夫の妹の長男で、
女の自宅マンションに遊びに来ていたという。
女は19日午後3時50分ごろ、
湯がたまった浴槽に男児を沈めたという。
goo ニュース
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大阪府八尾市で平成18年、
家事の分担を命じられたことに腹を立てて
兄を刺殺したとして、
殺人罪に問われた無職の男性(43)の
判決公判が2008年6月26日、
大阪地裁であり、笹野明義裁判長は
「統合失調症により変化した人格に基づく犯行で、
善悪の判断ができない状態だった」として
心神喪失を認定し、無罪(求刑・懲役7年)を言い渡した。
男性は、捜査段階の簡易鑑定で犯行当時は
統合失調症が重度ではなく、
限定的な責任能力がある心神耗弱状態だったとされたが
公判での精神鑑定では心神喪失状態と判断されていた。
男性は18年10月6日朝、
同居していた兄=当時(44)=から
生活態度を注意されたことなどに腹を立て、
八尾市の自宅で兄の背中を包丁で刺して
殺害したとして起訴された
MSN産経ニュース
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千葉県松戸市で2008年6月2日、
小学生の列に車で突っ込み、
殺人未遂の疑いで逮捕された
同市内の水道工事作業員の南中剛被告(32)について、
千葉地検松戸支部は20日、
責任能力に問題があると判断、
不起訴処分とした。
Yahoo!ニュース
関連記事
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山口県下関市のJR下関駅で
平成11年、5人を殺害、10人に重軽傷を負わせた
無差別殺傷事件で
殺人罪などに問われ、1、2審で死刑とされた
元運送業、上部康明被告(44)の上告審弁論が
2008年6月13日、
最高裁第2小法廷(今井功裁判長)であり
弁護側は
「妄想に支配され、心神喪失状態だった」と
あらためて無罪を主張、結審した。
MSN産経ニュース 2008.6.13
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1999年9月29日午後4時25分ごろ、
上部康明(うわべ・やすあき)被告(41)は
睡眠薬120錠をのんでレンタカーを運転、
JR下関駅のコンコースに突っ込み、
歩道や駅構内で7人をはねた。
さらに刃渡り18センチの包丁を持って
同駅改札口から侵入、
階段やホームにいた乗客ら8人に切り付けるなどした。
同年12月までに5人が死亡、10人が重軽傷を負った。
上部被告は九州大卒業後、対人関係に悩み、
事件直前には妻と離婚状態となり、
軽貨物運送業に使う車も台風の被害を受けていた。
一審山口地裁下関支部判決は
「自己のうっぷんを晴らすため無差別大量殺人を企てた」
と指摘、死刑を言い渡した。
Web東奥/ニュース百科
下関通り魔事件
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茨城県土浦市中高津の自宅で平成16年11月、
両親と姉を殺害したとして殺人罪に問われた
無職、飯嶋勝被告(31)の論告求刑公判が
2008年3月7日、
水戸地裁土浦支部(伊藤茂夫裁判長)であり、
検察側は
「確定的殺意を持って3人を殺害。
冷酷、残忍で非道極まりない犯行」
として死刑を求刑した。判決は6月27日。
弁護側は最終弁論で
「被告は当時、統合失調症に罹患(りかん)しており、
心神喪失状態だった」として無罪を主張した。
論告などによると、飯嶋被告は
16年11月24日昼から夕方にかけ、
同居していた同市職員の父、一美さん=当時(57)=と
母の澄子さん=同(54)=、
帰省中の姉、石津幸江さん=同(31)=
の3人を包丁で刺したり、金づちで殴ったりして殺害した。
MSN産経ニュース 2008.3.7
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北海道名寄市の公園で2008年7月、
散歩中の男性が背中をナイフで刺された通り魔事件で、
名寄署は7日、銃刀法違反の現行犯で逮捕していた
名寄市大通北、無職、三浦義将容疑者(20)を
殺人未遂の疑いで再逮捕した。
調べによると、三浦容疑者は7月27日午後2時50分ごろ、
同市西二条北の公園で、自転車に乗ったままナイフで
無職男性(53)の背中を刺し、
1週間−10日の入院が必要なけがを負わせた疑い。
三浦容疑者は調べに対し「後ろから刺した」と容疑を認めているが、
動機については意味不明な発言を繰り返しているという。
同容疑者の自宅からは別のナイフも見つかった。
三浦容疑者は事件の約30分後、ポケットにナイフを入れて
同署前に立っているところを逮捕された。
MSN産経ニュース 2008.8.7
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2007年6月、大阪市でタクシー料金を踏み倒すため、
運転手に暴行し死亡させたとされる男の裁判が始まり、
男は罪を認めましたが、
弁護人は責任能力について争う姿勢を示しました。
強盗致死などの罪に問われているのは、
住所不定で無職の李信幸被告(46)です。
李被告は去年6月、大阪市西淀川区のマンションで、
自分が乗ったタクシーの料金を
支払うよう求めて追いかけてきた、
運転手の佐川系一さん(当時65)の顔や頭を
何度も殴りつけたとされています。
佐川さんは意識が戻らないまま、
およそ3ヵ月後に死亡しました。
19日に始まった裁判で、
李被告はこれらをすべて認めましたが、
弁護人は
「当時は大量に酒を飲んでいて、
責任能力が損なわれていた」
として、李被告の精神鑑定を求めました。
これに対し、検察側は
「犯行後、共犯者に
『みんなで飲んでたことにしろ』と
口裏合わせするなど証拠隠しまで図っており、
完全に責任能力があった」と主張しました。
関西ニュース
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鹿児島地検は18日、南さつま市笠沙町で
両親を金づちで殴打して
殺人と殺人未遂容疑で逮捕された
次男(35)を「刑事責任能力を問うことができない」として
不起訴処分とした。
事件は昨年12月31日午前0時ごろ、
自宅で就寝中の両親を金づちで複数回殴打し、
父親(当時60歳)を殺害、母親(61)も重傷を負った。
地検は刑事責任を問えるかどうか、
3カ月の鑑定留置を実施したが
「精神鑑定などをかんがみて、
当時の精神状態から
刑事責任能力を問うことが出来ないと判断した」という。
地検は同日、心神喪失者等医療観察法に
基づく審判を鹿児島地裁に申し立てた。
今後は、鑑定入院などの措置がされる見通し
毎日新聞 2008年4月19日
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京都府宇治市の学習塾で
平成17年12月、
小学6年の堀本紗也乃さん=当時(12)=が
刺殺された事件で、殺人などの罪に問われ、
昨年3月に1審・京都地裁で
懲役18年(求刑・無期懲役)の
実刑判決を受けた元塾アルバイト講師、萩野裕被告(25)の
控訴審公判が、大阪高裁で続いている。
公判の争点は1審に続き、
萩野被告の刑事責任能力の有無。
高裁は1審に続き、再び精神鑑定を行うことを決めた。
鑑定は8月末ごろまで約3カ月かけて行われ、
鑑定書は9月上旬に提出される見通し。
萩野被告は平成15年の上旬、
在学していた京都市内の私立大学構内で
財布などの盗みを繰り返し、
目撃者に暴行する事件を起こして逮捕、起訴された。
保釈中に自ら通院した精神科クリニックで
広汎性発達障害の一種の
「アスペルガー障害」と診断された。
アスペルガー障害とは一般的には、
特定の物事に固執し、
対人関係を築くことが困難とされる症状だ。
ただ、この障害は犯罪傾向には
直接結びつかないとされている。
今回の事件が起きた塾では
15年11月に講師になっていたが、
17年5月、補講で紗也乃さんを
夜遅くまで残したことから、
保護者から抗議を受けていた。
萩野被告はその年の9月ごろから、
紗也乃さんから「きもい」と言われているように感じ、
医師には「命を狙っている人が増えてきた」と相談していた。
11月には問題集の解答の提出がないことを直接叱ったため、
保護者から「今後は被告の授業を受けさせない」と伝えられた。
萩野被告は剣を持った紗也乃さんが襲ってくるような幻覚が
見えるようになり、犯行直前までの間、
紙に紗也乃さんの名前や「塾やめろ」などの言葉を書いて、
コンパスの針で何度も紙を刺したり破ったりしていたという。
1審判決は、萩野被告の完全責任能力を認めた。
「先天的なアスペルガー障害に罹患し、
ストレス耐性の弱さなどの特性のある被告は
精神病のような状態にあった」
と認定したものの 塾講師を特段問題なくこなし、
監視カメラのコンセントを抜くなど
犯行前の計画性を重視したためだ。
ただ、量刑ではアスペルガー障害の影響を考慮して、
無期懲役の求刑に対して懲役18年に減じた。
検察側は
「遺族感情に照らして刑が軽すぎる。無期懲役が相当だ」、
弁護側は
「被告は犯行当時、重篤な精神病のような状態で、
物事の善悪を弁別する能力が
著しく減退した心神耗弱状態だった。
1審判決は責任能力の判断を誤った」として、
双方が1審判決の破棄を求めて控訴。弁護側が
1審に続いて精神鑑定を請求し、
今年2月の公判で認められた。
MSN産経ニュース 2008.6.1
関連記事:京都塾女子児童殺害 法廷
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徳島地検は2008年7月7日、
家族3人を殺傷した殺人と殺人未遂の罪で
徳島市佐古四番町、無職、南泰子容疑者(38)を起訴した。
起訴状などによると、南被告は1月14日、
自宅で母=当時(64)=と弟=当時(30)=を
包丁で刺して失血死させ、妹(35)にも約3週間の重傷を負わせた。
南被告は3人を刺した後、自殺を図ったとみられ、一時入院。
地検は鑑定留置して精神鑑定した結果、責任能力を問えると判断した。
2008.7.7
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実母(84)を殺害したとして殺人罪に問われた
田村友子被告(48)に対する判決公判が2008年5月28日、
東京地裁(佐藤晋一郎裁判長)で開かれ、
懲役11年(求刑同15年)の実刑判決が言い渡された。
公判では殺意と完全責任能力の有無が争点となった。
佐藤裁判長は
「(ベルトで首を絞める行為は)
被害者に死の結果がもたらされることを
認識しつつ行われたもの」などと殺意を認めた。
そのうえで、駆けつけた警察官に犯行状況を正確に
供述していることなどを理由に
「完全責任能力が認められる」とした。
事件は昨年9月、同居していた母に
「子どもでもいたらグウグウ寝てないのにね」などと言われ、
腹を立てた田村被告が暴行を加えた後に
首を絞めて殺害した。
内外タイムス
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愛知県岡崎市のホームレス女性殺害事件で、
強盗殺人などの罪に問われた
無職 木村邦寛被告(29)について、
名古屋地裁岡崎支部(岩井隆義裁判長)は
2008年1月24日までに、
弁護側が請求していた精神鑑定を実施することを決めた。
決定は23日付。
木村被告は2006年11月19日未明、
当時中学2年だった男子生徒3人=いずれも少年院送致=
と共謀し、
金品を強奪する目的で岡崎市内の河川敷で
無職花岡美代子さん=当時(69)=に対し、
鉄パイプで殴るなどの暴行を加え殺害したなどとして
起訴された。
関係者によると、
木村被告と生徒らの年齢が離れていたにもかかわらず、
関係が 対等だったことなどから
発達障害の可能性があると判断、
責任能力にも問題がある恐れがあるとして、
鑑定申請が出されたという。
yahooニュースより
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2007年10月、大津市の自宅マンションから
当時10カ月の長男を投げ落としたとして、
殺人未遂容疑で逮捕された母親(32)について、
大津地検は20日、
「心神喪失状態で刑事責任能力は問えない」
として不起訴処分にした。
母親は2007年10月21日午後、
マンション6階の通路から長男を植え込みに投げ落とし、
意識不明の重体にしたとして逮捕された。
長男は12月末に死亡した。
地検の精神鑑定では
「育児ノイローゼによる重いうつ病」とされた。
nikkansports.com 2008/02/20
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JR山手線代々木−原宿間(約1.5キロ)の線路を
2007年11月11日夜、女性が“疾走”した騒動。
警視庁原宿署などのその後の調べで、
女性は直前に知人とトラブルになって代々木駅で下車後、
線路に飛び降りていたことが分かった。
重大な事故につながりかねなかった女性の行為に、
JR東日本は「大変危険な行為。駅間を走り抜けるなんて
聞いたことがない。絶対にやめてほしい」とおかんむりだ。
調べでは線路を“疾走”したのは、神奈川県の女性(45)。
知人男性とJR品川駅から 山手線に乗っていた際、
男性とトラブルになり代々木駅で突然下車。
その後、線路に飛び降りて原宿駅方面に走り出した。
女性は途中で乗り換え、中野駅に向かおうとしていたという。
線路上を女性が走っているのを、
すれ違った電車の車掌が発見、無線で緊急停止を連絡し
電車をすぐに非常停止させた。
女性は約20分後、連絡を受けた原宿駅の駅員がホーム近くで
取り押さえた。
この騒ぎで、
山手線や埼京線、湘南新宿ラインが約20分間
ストップ、約2万人に影響が出た。
原宿署によると、女性は精神的に不安定で、
刑事責任は問われることなく、
家族に引き渡されたという。
yahooニュース
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大阪市鶴見区で06年7月、
隣家の親類4人を包丁で刺して大けがをさせたとして、
殺人未遂と銃刀法違反、住居侵入の罪に問われた
無職の男性被告(24)に対し、
大阪地裁は2008年5月26日、
無罪(求刑懲役10年)の判決を言い渡した。
西田真基裁判長は
「統合失調症を発症し、心神喪失の状態にあった」
と述べた。
犯行当時の精神状態について、
捜査段階の精神鑑定は
「心神耗弱」とし、弁護人の請求で
地裁が実施した公判段階の鑑定は
「心神喪失」と認定した。
判決は、善悪の判断能力や
行動の制御能力を失っていたため、
刑事責任は問えないと判断した。
asahi.com社会
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東京都新宿区の京王百貨店で 2006年8月13日、
女性販売員(55)が
客の女に傘で目を突かれて重傷を負った事件で、
警視庁は、杉並区の無職の女(31)を
傷害容疑で逮捕したと24日発表した。
女は事件後、家族に犯行をほのめかしていたという。
女には神経症での入院歴があり、
同庁は刑事責任を問うのは困難と判断、
入院させる措置をとった。近く書類送検する方針。
新宿署の調べでは、女は13日午後3時ごろ、
同百貨店7階の催事場で、健康器具販売員の女性に
「この器具を使っていて具合が悪くなった。
調べたいのでパンフレットをください」などと言って近づき、
持っていた傘で女性の右目を突き、
眼球破裂の重傷を負わせた疑い。
女は器具を購入したことはなく、
過去に同百貨店との間にトラブルもなかったという。
23日に事件が報じられたのを見て、
女の母親が「娘がやったかもしれない」と同署に
通報した。女は「傘は捨てた」と供述しているという。
asahi.com
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川崎市多摩区のマンションで2006年3月、
小学三年山川雄樹君=当時(9つ)=が
投げ落とされ殺害された事件で、
殺人罪などに問われた同市麻生区細山、
無職今井健詞被告(42)の初公判が2006年7月21日、
横浜地裁(小倉正三裁判長)で開かれた。
雄樹君殺害事件と清
掃作業員の女性(68)に対する殺人未遂事件について
審理され、
今井被告は罪状認否で「間違いありません」
と起訴事実を認めたが、
弁護側は
「精神病を抱えており、刑事責任能力を有していない」
として無罪を主張した。
小さな子どもと女性を無差別に狙い、
社会に衝撃を与えた殺人・殺人未遂事件は
責任能力の有無を争点としつつ、
動機の解明などを中心に審理が進められることになった。
検察側は冒頭陳述で動機について
「今井被告は精神障害での入退院後、
家族が冷たくなったと
感じて家族を殺害しようと考えたが断念。
幸せな他人の家庭へのねたみを募らせ、
だれでもいいから子どもと女性を殺し、
家庭を崩壊させてやりたい
などとの思いに駆られた」と指摘した。
投げ落としという特異な殺害方法にこだわった理由について
「高層マンションの高層階から人を投げ落とせば、
自分の手を血で汚すことなしに殺すことができると考えた」
と述べた。
弁護側は意見陳述で今井被告の精神状態について
「統合失調症などの精神病を抱え、善悪の是非が分からず、
自己を制御することができなかった」と主張した。
東京Web
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会津若松市の当時県立高校3年の少年(18)が
2007年5月、母親=当時(47)=を
殺害、頭部を持って自首した事件で、
少年の審判を行っている家裁会津若松支部
(増永謙一郎裁判長)の鑑定で、
「少年には明らかな精神障害があり、
刑事責任能力はない」とする
鑑定結果が出されていたことが2008年1月23日、分かった。
地検会津若松支部が捜査段階で行った鑑定では、
「少年に(明らかな)精神障害はなく、
刑事責任能力に問題はない」
との結果が出されており、
家裁同支部の鑑定は全く逆の結果となった。
2つの異なる鑑定結果が
家裁同支部の決定にどのような影響を与えるか注目される。
関係者によると、鑑定では少年の言動や幼児期からの
病歴、育った家庭・生活環境を調査した。
頭部放射線検査の結果では、
少年には明らかな脳障害がみられたという。
これらの調査・検査などを踏まえ、鑑定では
「軽度の発達障害と環境的要因により、
明らかな精神障害がみられ、
少年は心神喪失に近い状態。
母親を殺害したが善悪の判断がつかず、
刑事責任能力はない」との結論が出されたという。
家裁同支部は鑑定留置期限の21日、
少年を30日までの10日間、
観護措置とすることを決定し、
近く審判が再開されるとみられる。
ニュース
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2歳の長男を石のようなもので殴って
殺害し無理心中を図ったとして殺人容疑で逮捕され、
処分保留で釈放された秋田県美郷町の
無職の母親について、
秋田地検は2007年12月27日、
「証拠が不十分で、責任能力にも問題がある」
として不起訴とした。
時事ニュース
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岐阜市で2007年9月、無職女性=当時(73)=が
アパートの自室で首を切られ殺害された事件で
岐阜地検は7日、「責任能力に問題がある」として、
殺人容疑で逮捕された隣室の無職の女(61)を
不起訴処分にし
心神喪失者医療観察法に基づく審判を
岐阜地裁に申し立てた。
地裁は同日、鑑定入院命令を出し、
女は岐阜県内の医療施設に入院した。
地検によると、
女は10月2日から約2カ月間、精神鑑定を受けた。
女性の首を包丁で切りつけ、殺害したことは明らかだが、
鑑定結果などから責任能力に問題があると判断した。
MSN産経ニュース
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横浜市西区のJR横浜駅東口の地下街通路で
2007年5月25日、
2歳女児が刺され重傷を負った事件で、
横浜地検は2007年9月13日、
傷害の現行犯で逮捕された
新潟県三条市の無職の女(29)について、
「犯行時、心神喪失状態で責任能力がなかった」
として不起訴処分にした。
また、横浜地裁は同日、
心神喪失者医療観察法に基づく鑑定入院命令を出した。
2007年9月13日 読売新聞
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滋賀県長浜市で2006年2月、市立神照幼稚園に通う
武友若奈ちゃんと佐野迅君=いずれも当時(5)=が
殺害された事件で、
殺人などの罪に問われた
中国籍の 鄭永善被告(35)の判決が
2007年10月16日、大津地裁であった。
長井秀典裁判長は
「残忍かつ冷酷な犯行で、人命を軽視する態度には
戦慄(せんりつ)を覚えざるを得ない」と述べたが、
「事件当時に統合失調症の影響で
心神耗弱の状態にあった」
として減刑し、無期懲役(求刑死刑)を言い渡した。
弁護側は即日控訴した。
公判中に実施された精神鑑定は、鄭被告が事件当時、
統合失調症を発症して、責任能力が限定的になる
心神耗弱状態だったとの結果が出ており、
責任能力が争点だった。
判決理由で長井裁判長は、
鄭被告が園児二人に対して殺意があったことを認めたが、
「統合失調症に罹患(りかん)した状態にあったことは
動かしようがない」と精神鑑定は信用できるとの判断。
完全に責任能力があったとする検察側の主張を退けた。
さらに、「長女が被害園児にいじめられていると妄想を抱き、
他者への共感性の乏しさ、攻撃性や衝動性が著しく進む中で、
殺害を考え、犯行に及んだ」と指摘した。
一方で、自宅で最も鋭利な刃物を準備したり、
逃走資金を用意したことを挙げ、
「責任能力を完全に失っていたわけではなかった」と述べた。
長井裁判長は
「まったく落ち度のない五歳の園児二人の命が奪われた。
園児らの恐怖や苦痛、絶望感などは想像に絶する」
とする一方、
「被告は現在においても犯行の重大性を認識せず、
刑事責任の重さを理解していない」とした。
判決によると、鄭被告は2006年2月17日午前九時ごろ、
長浜市相撲町の農道にとめた軽乗用車内やその外で、
長女の同級生で通園するグループが一緒だった
若奈ちゃんと迅君の胸や背中などを、
包丁で約二十カ所刺して殺害した。
判決を受けて、大津地検の梅田正樹次席検事は
「検察官の主張が理解されず、不適切な判決であり、
上級庁とも協議して適切に対応する」
とのコメントを出した。
京都新聞 2007年10月16日掲載
中国籍の鄭永善被告(37)に、大阪高裁(森岡安広裁判長)は
2009年2月20日、1審に続いて無期懲役の判決を言い渡した。
鄭被告はこの日、出廷しなかった。
1審大津地裁は07年10月、犯行時に心神耗弱状態だったと認定。
完全責任能力があったとして死刑を求刑していた検察側と、
「心神喪失」を主張して無罪か刑の軽減を求める弁護側の双方が控訴し、
責任能力の程度が焦点になっていた。高裁はいずれの控訴も退けた。
2009/02/20 47NEWS
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東京都杉並区で親子を刺殺、現金を奪ったとして強盗殺人罪などに
問われた元大学生志村裕史被告(23)について、
東京地裁(植村稔裁判長)は2009年2月10日までに、
弁護側による3回目の精神鑑定の請求を却下した。
これまでの公判では、
最初の精神鑑定が犯行当時の被告の責任能力を否定。
検察側請求に基づく再鑑定では
完全責任能力を認める逆の結論が出ていた。
起訴状では、志村被告は2007年1月25日、
杉並区の無職野元富恵さん(当時86)方で、
野元さんと長男新一郎さん(同61)をナイフで刺殺し、
現金などを奪ったとされる。
nikkansports.com
3歳の男の子を歩道橋から
投げ落としたとされる男の初公判が開かれ、
男は起訴事実を認めましたが、
弁護側が責任能力を争う姿勢を見せました。
殺人未遂の罪に問われているのは、
八尾市の福祉施設に通っていた、
吉岡一郎被告(41)です。
起訴状などによりますと、
吉岡被告は2007年1月、
近鉄八尾駅前の歩道橋で、
たまたま近くを歩いていた当時3歳の男の子を
6.4メートル下の道路に投げ落とし、
重傷を負わせたとされています。
2007年4月の初公判で、
吉岡被告は、
「歩道橋から落としたことは間違いありません」
と起訴事実を認めました。
しかし、弁護側は、「精神障害の可能性もある」と
責任能力について争う姿勢を見せ、
殺意も否定しました。
それに対し、検察側は、
「施設の職員らに対する不満から、大事件を起こせば
退所させられるなどと考えて、とっさに児童を殺害しようとした」
と指摘しています。
ABC WEBNEWS
大阪府八尾市の近鉄八尾駅前で2007年1月、
歩道橋から男児を投げ落としたとして殺人未遂罪に問われた
無職、吉岡一郎被告(43)に対する論告求刑公判が
2008年10月24日、大阪地裁(樋口裕晃裁判長)であった。
検察側は「極めて危険で冷酷非情な犯行。完全責任能力があった」
として懲役12年を求刑。
弁護側が最終弁論で「犯行当時は心神耗弱状態だった」と主張、
結審した。判決は12月10日。
吉岡被告は「もう人さまに迷惑をかけないことをお約束します」と述べた。
産経関西
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2006年2月、小学4年の二男の寝室に灯油をまいて
火を付けて殺害したとして、三重県警桑名署は
4日、殺人と放火の疑いで、
無職 伊藤美雪容疑者(48)=同県
桑名市長島町=を逮捕した。
伊藤容疑者は調べに
「火災のことは覚えていない」と供述、容疑を否認しているという。
調べでは、伊藤容疑者は2月13日午前8時ごろ、
同町の自宅で、二男の政人君
=当時(10)=が寝室にしていた
2階の8畳間に灯油をまいて火を付け、殺害した疑い。
桑名署は殺害の動機などについて、
伊藤容疑者を追及している。
政人君を救出しようとした祖父の武尚さん=当時(71)=も
1酸化炭素中毒で死亡した。
伊藤容疑者も一時、意識不明の重体になっていた。
津地検は2007年2月14日、鑑定留置されていた
母親(49)について
「責任能力の有無を判断するのが難しい」
として処分保留で釈放した。
事件は同市長島町間々で発生。
母親は放火し男児を殺害した疑いで
2006年12月、桑名署に 逮捕された。
その後の調べに、
母親が「事件のことを何も覚えていない」などと供述したため、
津地検は精神鑑定のための鑑定留置を津簡裁に請求、
約2カ月かけて刑事責任能力を調べていた。
毎日新聞
愛知県豊田市で7月、
有料道路の陸橋から長女(当時8歳)を突き落とし、
殺人容疑で逮捕された母親(39)について、
名古屋地検は2日、 不起訴処分とした。
同地検は母親の精神鑑定を進めていたが、
責任能力が問えないと判断したとみられる。
毎日新聞 2006年11月3日
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岐阜県中津川市の親族6人殺傷事件で、
殺人などの罪に問われ、
精神鑑定で責任能力を限定する結果が
出されている原平被告が、
検察側の要請から
別の専門家の鑑定も受けることが決まりました。
中津川市坂下の元老人保健施設事務長、
原平被告(58)は2005年2月、
自宅で、母親ら親族6人を殺傷したとして、
殺人などの罪に問われています。
原被告は、既に精神鑑定を受け、
「犯行当時、善悪の判断能力が弱まっていた」として、
「刑事責任能力は限定的」とする結果が出されています。
しかし、検察側は、「簡易鑑定結果と異なる」として先月、
再鑑定を請求していました。
2006年10月20日の裁判で岐阜地裁は、
「認定された事実の評価や、
鑑定手法などに別の考え方もありうる」として、
別の専門家による再鑑定を認めました。
名古屋テレビ
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大津市で2005年4〜5月、
民家が全焼するなどした連続放火事件で、
現住建造物等放火罪などに問われた
元NHK大津放送局記者、
笠松裕史被告(24)=懲戒免職=の初公判が
2006年5月23日、大津地裁(長井秀典裁判長)であった。
笠松被告は起訴事実について
「間違いありません」と認めたが、
「火を大きくするつもりはなかった」と述べた。
弁護側は
「建物に燃え移らせる意図はなかった」としたうえで、
「犯行当時、躁(そう)状態にあった」
として責任能力について争う姿勢をみせた。
検察側は冒頭陳述で、笠松被告が仕事でミスを繰り返し、
先輩記者や上司などから怒られることに
耐えられなかったと指摘。
放火の動機について「(2005年4月23日に)
たまたま通りかかった家屋の敷地にあった廃材に
『火をつけたら、気がまぎれるかも』と考えて放火し、
沈んだ気持ちが高揚したため、その後も続けた」とした。
大津市の連続放火は、週末を中心に計11件発生。
笠松被告は複数の現場で目撃され8件相次いだ
5月15日の翌日から仕事を休み、
岸和田市の実家に戻って病院に一時入院していた。
県警は、岸和田市の放火未遂事件で
笠松被告を2005年11月に逮捕。
笠松被告は
「むしゃくしゃしてやった」と供述した。
12月から約3カ月半の精神鑑定を受け、
大津地検は刑事責任を問えると判断した。
asahi.com
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検察庁・山形地検は2006年8月4日、
7月上旬に山形県南陽市内で
故意による追突事故を起こし、
2人を死亡させた28歳の女について、
刑事責任能力の有無を判断するための
精神鑑定を実施することを決定した。
問題の事故は7月5日に発生した。
南陽市竹原付近の国道113号で、
猛スピードで進行していた
乗用車が前を走る軽乗用車に激突。
軽乗用車は約20-30mも弾き飛ばされ、
道路脇の水田に転落。
原形を留めないほどに大破し、
乗っていた男女2人が死亡した。
追突側の乗用車を運転していた28歳の女は
傷害致死容疑で逮捕されたが、
調べに対しては「軽乗用車に進路を妨害され、
邪魔なのでぶつけてやった」などと供述。
故意に追突したようなことをほのめかしていた。
女には精神科への通院歴があり、
警察や検察では責任能力の
有無についても調べを進めていた。
その結果、言動に意味不明なところも多々あることから、
検察では
精神鑑定(起訴前鑑定)の実施を決定。
Response.
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2005年4月、宮城県仙台市青葉区内のアーケード街に
トラックで進入し、内部で暴走して7人を死傷させたとして
殺人や殺人未遂の罪に問われた40歳の男に対する
判決公判が2007年3月15日、仙台地裁で開かれた。
裁判所は男に対して懲役28年の実刑を命じている。
事件は2005年4月2日午前に発生した。
仙台市青葉区中央付近にある歩行者専用アーケード街に
普通トラックが進入。40−50km/hの速度を保ったまま
約550mに渡って暴走し、アーケード入口付近で
道路を横断していた人を含めた歩行者7人を次々にはねた。
このうち3人が死亡、4人が重軽傷を負った。
当初、トラックを運転していた男は
業務上過失致死傷などの容疑で逮捕されたが、
直後から「お告げがあった」などと意味不明な供述を繰り返し、
刑事責任能力の有無を確かめるための精神鑑定も行われた。
結果的には統合失調症と判断されたが、
「行動を支配するまでのものではなかった」と判断され、
殺人と殺人未遂で起訴された。
公判でも弁護側は「被告に刑事責任能力はない」と主張したが、
15日に行われた判決公判で
仙台地裁の山内昭善裁判長は
「被告には統合失調症の症状が疑われ、
幻聴で注意力が散漫になった可能性はある」と認定しながらも、
「被告はアーケード内に点在する植栽などの障害物を避けて
トラックを走らせるなど、運転能力も欠いていなかった。
行動もはっきりとしており、このことから考えるに
判断能力が著しく損なわれていたわけでない」
として弁護側の主張を認めず、刑事責任能力ありと判断した。
争点となった殺意の有無について、
裁判長は
「警笛を鳴らす、ブレーキを踏むなどの回避措置をとらなかった」
などと殺意を認定したものの、
「積極的に歩行者を狙ったとは言いきれない」として、
未必的殺意に留まるとした。
その上で「多数の歩行者の存在を無視した卑劣で身勝手な犯行。
背後から衝突し、甚だ危険で残虐だ」と指弾し、
被告に対して懲役28年の実刑判決を言い渡した。
Response.
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三条市の女性(21)が小学四年当時から9年2カ月間にわたって
柏崎市内に監禁されていた事件で、
略取、逮捕監禁致傷、窃盗の罪に問われた市内四谷1、
無職・佐藤宣行被告(39)の判決公判が
2002年1月22日午後3時から新潟地裁で開かれ、
榊五十雄裁判長は懲役14年(求刑懲役15年)の
実刑判決を言い渡した。
犯行に対し榊裁判長は被告の責任能力を認め、
「思春期や青春という人の成長に最も大切な時期を奪い取り、
結果は余りにも重大」と断罪した。
犯罪史上前例がないとされる長期の監禁、法が想定した枠をも
超えるとされた今回の事件で検察側は
「逮捕監禁致傷の最高刑の10年では、
禁時間の1日をほぼ1日の懲役刑で償うようなもので不当」
と主張。
被告が女性に着用させるため万引きした少額の窃盗を併合罪とし、
さらに未決拘留期間も認めるべきではないという現行法で考えられる
最高の懲役十五年を求刑した。
これに対して裁判所がどのような判断を下すかが最大の争点だった。
また「被告は心神耗弱状態にあった」と
弁護側が主張した被告の刑事責任能力、略取罪の時効のほか、
被告が起訴事実をほぼ認めた中で唯一反論した
「被害女性を抱きかかえて車のトランクに入れたかどうか」
「ナイフなどの所持は少女をさらう目的のためで、
計画性があったかどうか」などがポイントとなった。
判決理由で榊裁判長は計画性には触れなかったが、
「抱きかかえたかどうか」については
「被害女性の主張は具体的。被告の主張は変遷し、不自然」とした。
また被告の刑事責任能力について
「事件の発覚を恐れ、被害者を隠し続けた行為は合理的で、
心神耗弱状態になかった」と判定。
略取の時効についても弁護側の主張を退けた。
その上で榊裁判長は
「か弱い女児を自己の意のままにしたいという欲望を
抑えきれずに犯行に及び、身勝手極まりない」
「犯行は大胆で粗暴、卑劣、陰湿、悪質極まりない」
と言葉を並べ、
起訴が見送られた被害者の
心的外傷後ストレス障害(PTSD)にも言及した。
一方、「窃盗は少額であっても、
監禁の犯行を継続するために行い、
常習的であり、犯行全体として判断すべきもの」と厳しく指摘し
併合罪を適用したが、
「窃盗の被害が弁償済みであり、
量刑には自ずと限界がある」と説明。
また被告は被告人なりの反省の態度を示していること、
被告人に人格障害があって行動に影響を与えていること、
被告人には帰りを待つ母親がいることなど
「斟(しん)酌すべき諸事情がある」とし、
未決拘留日数350日を算入して懲役14年が相当とした。
柏崎日報 Online
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2004年11月に大阪府茨木市内で乗用車が暴走し、
通行人5名が次々にはねられ死傷した無差別殺人事件
2004年11月18日の午前6時過ぎ、
茨木市内中穂積〜下穂積の路上で乗用車が暴走し、
通りかかった自転車の男女5名を次々とはね、
民家の生垣に衝突して停止した。
運転していた韓国国籍で新聞販売店従業員の
辺英鉄容疑者も意識不明の重体となった。
辺英鉄容疑者は全裸で 車内に服はなかった。
被害者5名のうち2名が死亡、3名が重軽傷を負った。
H容疑者は統合失調症で通院中であった。
2007年2月28日、大阪地裁は
「被告は当時、心神喪失状態で罪にならない」として
無罪判決を言い渡した。
Wikipedia
大阪府茨木市で2004年11月、
乗用車を暴走させて男女5人をはね、
2人を殺害したとして、殺人と殺人未遂罪に問われた
元新聞配達員の男(27)の控訴審判決が
24日、大阪高裁であった。
古川博裁判長は、心神喪失状態だったとして
無罪(求刑・無期懲役)とした
1審・大阪地裁判決を支持、検察側の控訴を棄却した。
男は、自殺の道連れに通行人を殺害しようと
04年11月18日早朝、茨木市内の路上で、
自転車に乗っていた会社員・村田忠治郎さん(当時61歳)と
同・米林和夫さん(同56歳)を乗用車ではねて殺害、
男女3人に重傷を負わせた、として起訴された。
2008年6月24日
2004年、大阪府茨木市で男女5人を車で次々にはね、
2人を死亡させた男に対し、
大阪地方裁判所は、事件当時、
辺英鉄(23歳)が心身喪失状態だったとして、
無罪の判決を言い渡しました。
茨木市に住む無職の25歳の男は、
自殺の道連れに通行人を殺害しようと計画、
車を暴走させて2人をはね殺し、
3人に重傷を負わせたとして、
殺人などの罪に問われていました。
裁判で被告は、
「自殺の道連れのためにやったのではなく、
悪魔に命令された」と述べ、
弁護側は、
「心神喪失状態だった」として無罪を主張してきました。
2007年2月28日の判決で大阪地裁は、
「犯行に及ぶ前から家族に幻聴を訴えていて、
犯行時は完全に幻聴に支配されていた」と述べ、
無期懲役の求刑に対し、無罪判決を言い渡しました。
MBS
茨木市で平成16年11月、男女5人を次々とはねて
車で2人を殺害したとして、殺人と殺人未遂の罪に問われ、
2審大阪高裁で無罪判決を受けた
産経新聞販売店元配達員の男性(27)について、
大阪高検は上告期限の8日までに上告せず、無罪が確定した。
大阪高裁は先月24日の判決で、
男性が犯行当時、心神喪失状態で責任能力がなかったとして、
1審大阪地裁の無罪判決を支持、検察側の控訴を棄却した。
高検は「判決内容を検討したが、
憲法違反などの上告理由が見いだせない」としている。
2008年7月9日
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東京・浅草で01年4月、
レッサーパンダの帽子をかぶった男に
19歳の女子短大生が刺殺された事件で、
殺人罪などに問われた山口誠被告(32)に対し、
東京地裁(服部悟裁判長)は2004年11月26日、
求刑通り無期懲役を言い渡した。
服部裁判長は
「軽度の精神遅滞があったが、完全な責任能力があった」
と判断したうえ、
「強固な確定的殺意に基づく冷酷かつ残忍な犯行というほかなく、
何の落ち度もない19歳の女性を刺殺した悪質な通り魔殺人」
と厳しく指摘した。
判決によると、山口被告は01年4月、
東京都台東区花川戸の路上で、
わいせつ目的で女子短大生の小川真由子さん(当時19歳)の
後をつけたところ、
振り返った小川さんににらまれるような顔をされたため、
ばかにされたと思い、腹などを包丁で刺して失血死させた。
公判で弁護側は「発達障害の影響で心神喪失か
心神耗弱だった可能性がある」と主張した。
しかし、判決は「女性に『ごめんね』と言いながら
首を絞めたと供述するなど犯行時の記憶は十分にあり、
逃走の際には包丁や血の付いた衣服を捨て、
その後現場近くの当時の就寝場所を離れて偽名を使って働くなど、
犯行発覚を防ぐため合理的に行動していた」と指摘。
「自閉傾向にはあったものの、当時、善悪の分別もあり、
完全な責任能力を有していたことは十分認定できる」と判断した。
また、山口被告が公判途中で殺意の否認に転じたことについて、
判決は「供述が不自然に変遷し、合理的な説明もない」と退けた。
被害者にばかにされたと思ったという動機部分については
「4月末に毛皮のコートを着て
異様なレッサーパンダの帽子をかぶった被告に、
被害者が驚いて表情を変えたとしても当然」と指摘した。
そのうえで、
「被害者は20歳の誕生日を1カ月後に控え、
まさに人生もこれからという時に何の落ち度もないのに、
たまたま被告人と出くわしたため非業の死を遂げた。
その無念さは察するにあまりある」と指弾した。
判決後の会見で、山口被告の副島洋明主任弁護人は
「これまでの被告人質問で、山口被告のコミュニケーション能力に
障害があることは明らか。
そうした点をきちんと理解した判決を期待していたが裏切られた」
などと述べ、捜査段階の供述を全面的に信用して
確定的な殺意があったと認定した判決を批判した。
控訴については「本人の気持ちが揺れているようなので、
今後相談したい」と述べた。
毎日新聞 2004年11月26日
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東京都と埼玉県で1988〜89年、
幼い女の子4人が相次いで連れ去られ殺された
幼女連続誘拐殺人事件で誘拐、殺人、死体損壊など
6つの罪に問われた元印刷業手伝い宮崎勤被告(43)の
上告審判決で、最高裁第三小法廷は17日、
1、2審の死刑判決を支持し、被告の上告を棄却した。
死刑が確定する。
4人の裁判官全員一致の判決。
判決理由で藤田宙靖裁判長は、最大の争点だった、
善悪を判断して行動する能力(刑事責任能力)の有無について、
「極端な性格的偏り(人格障害)で精神障害ではない」
として完全責任能力を認めた1、2審の判断を
「正当と認められる」と支持。
その上で「性的欲求や死体を撮影した珍しいビデオを持ちたいという
収集欲に基づく自己中心的、非道な動機で、酌量の余地はない」
と死刑の理由を述べた。
幼い女児ばかりを標的に、
遺骨や「今田勇子」名の犯行声明を送り付ける異常な手口で
社会に衝撃を与えた事件から17年余り。
一審東京地裁の初公判から16年に及ぶ裁判が終結する。
裁判では事実関係に大きな争いがなく、
当初から責任能力の有無が争われた。
一審東京地裁では二度にわたる精神鑑定を実施。
「人格障害」と完全責任能力を認める一次鑑定と
「統合失調症」「解離性同一性障害(多重人格)」
として責任能力を一部否定する二次鑑定の計三通りの
鑑定書が提出された。
弁護側は統合失調症との見解を示し
「互いに無関心な家族の中で、
支えだった祖父の死を機に動機が噴出した」
と心神耗弱を主張したが、
1997年の一審判決は一次鑑定を採用。
「強い性的欲求に、ビデオの収集欲が伴った凶悪非道な犯行」
と死刑を言い渡した。
訴審では弁護側が申請した再鑑定は行われず、
10回の被告人質問で結審。
2001年の二審判決は一審同様、完全責任能力を認めた。
西日本新聞
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埼玉県草加市の路上で07年9月、
通りがかりの無職男性(78)を
刺殺したとして殺人と銃刀法違反の罪に問われた
住所不定、無職 苅部操一被告(30)の判決公判が
20日、さいたま地裁であった。
中谷雄二郎裁判長は懲役27年(求刑無期懲役)を言い渡した。
弁護側は苅部被告に自殺や殺人願望の症状があり、
事件当時「責任能力がなかった」として無罪を主張していた。
asahi.com 2008年6月20日
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責任能力って 一体 何ですか?
真面目に 平凡に暮らしている人々を
傷を負わせても 殺しても 無罪となる法律のために
どれだけの人が悔しい思いをしているのか
気づいてほしい
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asahi.com 2008年05月22日より
◇市民側「自制力」巡り戸惑い
来年5月21日に始まる裁判員制度のスタートまで
1年を切りました。
今回の「裁判って何」では、
プロの裁判官も頭を悩ませることが多い
「責任能力」を取り上げます。
◇「統合失調症の男性が店員刺殺」事件
殺人を犯した人間がどうして無罪?
さいたま地裁であった模擬裁判で、
被告が事件時、善悪を判断し
犯行をやめることができたかどうか、
「刑事責任能力」の有無が争点になった。
判決を議論する評議では
「罪は問えない」とするプロの裁判官側と、
「罪を問うべきだ」とする一部の市民裁判員の意見に
大きな隔たりが生じた。
実際の裁判でも争われることが多い、
責任能力の解釈の難しさが浮き彫りになった。
事件は、レンタカー店から借りた車を返さず、
自分のものと思いこんだ統合失調症の男(40)が、
店の従業員田村弘さん(58、仮名)の対応に腹を立てて、
刃物で刺殺したという設定。
市民6人が裁判員として参加し、
さいたま地裁の裁判官3人と判決を議論した。
◇「解釈で違い」
裁判の争点は、被告の責任能力の有無。
責任能力とは、
(1)物事の善悪を判断する能力と、
(2)自分の行動をコントロール(制御)する能力のこと
つまり、悪いことだ、と分かったうえで犯行に及んだか((1))、
犯行をやめることができたのに刃物で刺したのか((2))
がポイントになった。
刑法は39条で、
(1)(2)いずれかの能力を失っていたら、
被告を責めることはできない「心神喪失」として無罪、
どちらかの能力が十分でなければ、
「心神耗弱」として減刑すると定めている。
被告は裁判で「刺したが殺してない」と犯行を否認。
検察官や弁護人からの質問には
「ここ(法廷)はアメリカで、車を返してもらうプロセスで来ている」
などと要領を得ない発言を繰り返した。
検察側は、
被告の病気は重くなかった▽
動機は普通の人でも理解でき、病気の影響はない▽
刺す相手を選び、自制する能力があった▽
犯行後の隠蔽(いんぺい)行為から
善悪を判断できたはずなどと指摘。
「いずれの能力((1)(2))も完全ではないがあった」
と判断した精神科医の鑑定を根拠に、
「心神耗弱状態だったが責任能力はあった」として、
減刑したうえで懲役10年を求刑した。
弁護側は真っ向から反論。
事件時、被告は「レンタカー店に車を取られた」
と妄想していた▽
病気の影響で他人への攻撃性が高まったり、
自制する力が大幅に低下したりしていたなどと主張。
「判断能力((1))はあったが、
自制する能力((2))は完全に失われていた」とした、
別の精神科医を証人として申請。
「犯行は病気の特徴的な症状によって引き起こされたもの」
と結論づけ、
「被告に責任能力はなく、刑罰ではなく治療が必要」
と無罪を訴えた。
◇評議で対決
検察、弁護側とも
(1)はあったと認めたことから、
裁判官と裁判員は(2)の自制力の有無について検討。
「カッとなって刺した」という動機と犯行が、
自制力を失った結果かどうかが議論の中心になった。
評議では、
「理解できず、病気の影響」とする裁判官側と、
「健常者でも同じように思うはずで、
一概に病気の影響とは言えない」
とする一部の裁判員側の考えが対立した。
病気説を主張した裁判官3人と裁判員3人は
「田村さんの対応はそれほどひどくないのに、
激高し刺した行為は異常」
「弁護側の精神科医が言うように、病気で妄想に支配され、
攻撃性が高まり、自制力が低下している状態で、
田村さんの対応に過剰に反応して起こしたもので、
責任は問えない」
と主張した。
一方、病気説を否定した裁判員3人は
「カッとなって刺すことは普通の人でもありえることで、
被告の行動は理解できる」
「犯行後の隠蔽行為は、自分の行動が悪いことと理解し
行動している何よりの証拠。病気なら、
隠蔽行為もしないはず」と反論。
「人を殺して無罪というのは心情的に納得できない」
と法律論を離れ、
有罪を主張する意見もあった。
また、裁判員からは
「どの程度の自制力があれば責任を問えるのか、
判断できない」
「殺人の瞬間はほとんどの犯人が、自制力を失っているはず。
それを持って判断していいのか」などと、
責任能力の概念に戸惑う声も少なくなかった。
結局、有罪を主張していた裁判員も、
裁判長の
「検察の主要な主張の中に納得できないことがあれば、
無罪と判断するべきだ」(無罪推定の原則)という
言葉で意見を変更。
「『暴力はやめましょう』と言った店員の言動を主な動機とする、
検察の説明は十分とは言えない」と無罪説に流れた。
最終的に、9人全員一致で
「被告に自制力があったとする証明はなく、
心神喪失状態だったといえる」と無罪を言い渡した。
【事件の経緯】(検察官作成の冒頭陳述から)
(1)被告が3月、レンタカー店から車を借りる。
返済期限を守らず、レンタカー店の従業員に6月1日、
車を回収される。
(2)翌2日、店に「おれの車を何で勝手に持って行くんだ」
と抗議し、
警察に「車を盗まれた」と通報。
夜になり、刃物を持ってレンタカー店に。
(3)田村さんの同僚の従業員に「うちの車です」
と言われ、胸を小突く。
田村さんに「落ち着いて話しましょう」と言われ、激高。
田村さんの顔を刃物で切りつけ、背中を刺す。
田村さんは病院に搬送されたが死亡。
(4)犯行後、自転車で逃走し、刃物を梅畑に捨てる。
深夜、自宅に帰ったところで警察に捕まる。
◇ドンキ放火で高裁は判断・制御能力あり
実際の裁判でも責任能力が争点になるケースは多い。
最近では、東京・渋谷のマンションで
夫を殺害した殺人事件(4月に東京地裁で判決、控訴)や、
さいたま市で04年に起きた
ドン・キホーテ放火事件(5月に東京高裁で判決、上告)
で争われた。
渋谷の事件では、被告を鑑定した2人の医師が
「精神障害があり、事件時、もうろうとしていた。
心神喪失の可能性があった」と指摘。
ところが東京地裁は
「暴力をする夫から逃れたいという動機は理解でき、
犯行の様子に異常さもない。殴ったときの夫の反応も覚えている」
と責任能力を完全に認めた。
放火事件の高裁判決は、被告の犯行前の行動に着目。
被告が、他人への嫌がらせを特定の相手にしかしていないこと、
窃盗の目的を達成するために
放火場所を合理的に選んでいることなどから、
判断能力と制御能力があったとした。
【飯田喜信裁判長の見方】
疾患内容 正確に理解必要
被告人の責任能力は、
これまでも刑事裁判でしばしば問題となり、
その判定は微妙で難しいとされてきました。
市民が加わる刑事裁判で、責任能力を適正に判定することは、
一つの重要な課題になると予想されます。
責任能力とは、
善悪を判断する能力と行動を制御する能力をいいます。
被告人が精神の障害により
犯行時にこれらの能力を欠いていた場合は
「心神喪失者」として罪に問われない、すなわち無罪となります。
また、それらが著しく弱くなっていた場合は
「心神耗弱者」として減刑されます。
責任能力の有無・程度を判定するには、
被告人の精神的な疾患の内容や、
それが犯行に与えた影響について
正確に理解することが必要になります。
そこで、専門の医師が、被告人の精神鑑定を実施し、
裁判でそれを説明することがよく行われます。
今回の模擬裁判では、
殺人を犯した被告人が統合失調症にかかっていたため、
2人の医師による精神鑑定が行われました。
そして、公判で1人は検察側の証人として心神耗弱、
もう1人は弁護側の証人として心神喪失の各判断を示しました。
評議では、裁判員の意見は二つに割れましたが、
議論の末に裁判員と裁判官の全員が
心神喪失の結論で一致しました。
模擬裁判の前の整理手続きでは、
裁判官と検察官、弁護人との間で、
精神鑑定の内容を
分かりやすく伝えるためにどうしたらよいかを、
熱心に検討したと聞いています。
実際に証人となった2人の医師は、
難しい医学概念を平易な言葉で解説し、
それぞれの判断の理由を丁寧に証言しました。
そして、裁判員の方々は、証言の内容をよく理解したうえで
評議に参加したように見受けられます。
今回の模擬裁判は裁判員裁判による責任能力の
審理・評議のあり方を模索するうえで、
大いに参考になるものでした。
---------------
平成時代の殺人事件
心神喪失者等医療観察法
殺人など重大な罪を犯したのに、
心神喪失の状態であったという理由で
不起訴や無実となった触法精神障害者を、
必要に応じて専門病棟に強制入院させ、
手厚い治療を行うことを定めた法律。
2005年7月より施行されている。
入退院を決める審判は、裁判官と医師が2人1組で行い、
別の医師の鑑定意見書などを基に入院期間などを判断する。
判断のための「鑑定ガイドライン」は、
試案では「再犯防止のために
長期的なリスクアセスメント
(危険性の事前評価)を重視する」として、
過去の捜査記録や生活歴を判断材料にあげているが、
いまだ完成版はできてない。
日本弁護士連合会は
「誤って再犯の恐れがあると判断され、
長期入院となるケースがかならず出る」という意見書を
厚生労働省に提出している。
新制度は「社会復帰のための医療」を掲げているが、
「治安のための長期拘束」につながるのではないか
という疑念も指摘されている。
Yahoo!辞書
母親を包丁で切りつけて死亡させながら、
心神喪失を理由に不起訴処分になった
無職の男(41)が今年7月、
「心神喪失者医療観察法」の審判で完全責任能力があったと判断され、
一転、殺人罪などで東京地裁に起訴されていたことがわかった。
男に対しては精神鑑定が計3回実施され、
「心神耗弱」「心神喪失」「完全責任能力あり」と
バラバラの判断が示される異例の経過をたどっており、
鑑定のあり方を巡っても論議を呼びそうだ。
男は昨年12月、東京都内の自宅で、
寝ていた母親(当時71歳)と兄を包丁で切りつけ、
警視庁に殺人未遂の現行犯で逮捕された。
近所の住民によると、男は近所とのつきあいもなく、
自宅で引きこもりがちだったという。
男に通院歴はなかったが、
東京地検は、精神状態を詳しく調べるため、
鑑定留置し、正式鑑定を実施。
その結果、統合失調症に近い精神障害で、
責任能力が著しく減退した心神耗弱と判断された。
同地検でさらに、別の医師に簡易鑑定を依頼したところ、
今度は心神喪失とされた。
このため同地検は今年5月、
心神喪失を理由に男を不起訴処分にし、
心神喪失者医療観察法に基づく審判を東京地裁に申し立てた。
しかし、審判での鑑定の結果、
完全責任能力があったと判断されたため、
同地裁が今年7月、審判申し立てを却下。
これを受け、同地検が7月に起訴した。
弁護人によると、
男は「犯行を覚えていない」「殺せと言う声がした」などと
話しているといい、今月16日に始まった「公判前整理手続き」では、
心神喪失を理由に無罪を主張した。
中谷陽二・筑波大教授(司法精神医学)は
「鑑定医の判断が大きく分かれるのは、症状が複雑だったり、
判断材料が乏しかったりすることが考えられる。
今回のような食い違いをなくすため、
司法と精神医学が協力して判断が分かれた原因を分析し、
鑑定方法や責任能力の判断について、
統一的な基準作りを進める必要がある」と話している。
goo ニュース2008年9月22日
「心神喪失」の演技している犯罪者を
精神科医師は 見抜くことはできるのでしょうか?
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