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 ロス疑惑 三浦和義対アメリカ 

 
2008年02月23日 ()
米紙ロサンゼルスタイムズ(電子版)は23日、
ロス銃撃事件(ロス疑惑)で殺人罪などに問われ、
最高裁で無罪が確定した三浦和義元被告(60)が
22日、旅行中のサイパン島(アメリカ自治領)で
米当局に殺人容疑で逮捕されたと報じた。

同紙によると、サイパンの空港で、
1981年11月に妻、一美さん(当時28歳)を殺害した疑いなどで
逮捕されたという。
ロサンゼルス市警は渡航の情報を得て
サイパン、グアム(米領)両当局と連絡を取っていた。
同紙によると、ロス市警は
サイパン当局に対して身柄の早期移送を求めている。
同紙は市警当局者の話として、
ロサンゼルスで起訴される見通しだと伝えている。

外務省海外邦人安全課は
日本人男性が22日夕にサイパンの空港で殺人容疑で
身柄を拘束されたことを認めている。

在サイパンの出張駐在官事務所の担当者は
「昨日(22日)午後5時すぎ、
旅行代理店から日本人男性が出国時に移民局に身柄を拘束された
と連絡があった」と話している。

25日朝に担当者が面会する予定だという。

三浦元被告は81年8月に一美さんを殺害しようとした殴打事件で
殺人未遂罪に問われ、
87年に東京地裁で懲役6年の実刑判決を受けた。

しかし、81年11月に一美さんを銃撃したとされる事件では
殺人罪に問われたものの、03年3月に最高裁で無罪が確定した。

  ◆ ◆

【ロス疑惑事件】 

米国ロサンゼルス市で81年11月、
三浦和義元被告の妻一美さんが銃撃されて1年後に死亡、
三浦元被告も足を負傷した事件を巡り、
週刊文春が84年、三浦元被告による
保険金(1億5500万円)殺人疑惑として報道した。
その後、三浦元被告は
一美さんに対する殴打事件と銃撃事件で逮捕、起訴された。

銃撃事件は1審が
「『氏名不詳者』に指示して一美さんを殺害した」と
認定して三浦元被告に無期懲役を言い渡したが、
2審は「共犯者が全く見当たらない」として逆転無罪を言い渡し、
03年3月、最高裁が検察側の上告を棄却、無罪が確定した。

81年11月に妻、一美さん(当時28歳)を銃撃して
殺害したなどとして殺人などの罪に問われた三浦和義被告(50歳)と、
実行犯とされた大久保美邦被告(46歳)の
控訴審判決が98年7月1日、東京高裁であった。

秋山則雄裁判長は、三浦被告を無期懲役とした一審判決を破棄し、
改めて殺人罪について無罪を言い渡した。
「自白」や犯行に直結する決定的な物証がなく、
状況証拠だけで犯罪を認定できるかどうかが争われた刑事裁判は、
検察側の構図が根底から覆される展開となった。
なお大久保被告は、地裁で無罪判決が出ていた。

殴打事件では、ロサンゼルスのホテルで81年8月、
元女優 矢沢美智子(当時24歳 芸名=夏樹 麗子)(有罪確定)に
ハンマーで一美さんを殴らせた殺人未遂罪に
問われ、懲役6年の有罪が確定、受刑。01年1月に出所した。

  ◆ ◆

ロス銃撃事件で日本で無罪が確定した三浦和義元被告(60)が
休暇中のサイパンで逮捕されたとの一報に、
支援してきた関係者は確認に追われた。
「今ごろになってなぜ」
「今回も日本での無罪のようにたいしたことにならない」。
遠い南国での出来事にショックを隠しきれない様子だった。

「三浦元被告逮捕」の連絡は23日午後5時ごろ、
サイパンの土産物店の男性から、
三浦元被告の告白本「ネヴァ」を出した東京都台東区の
「モッツ出版」に入った。
高須基仁社長によると、
「三浦氏が身柄拘束された。ロス疑惑で逮捕状が出ていた」と
話したという。
男性は「三浦さんは『サイパンは米国領ではないから、
身柄拘束はないだろう』と話していた」という。

高須社長によると、
三浦元被告は昨年末、「ロス市警に話し合いに行く」と言って
米国に渡航した。
「裁判が続いていて疑惑を晴らす」とも話していたという。

三浦元被告と親しい関係者によると、
三浦元被告は夫婦で一週間前から休暇で
サイパンに旅行していた。
「米国では(ロス事件関係の)裁判があっているから、
拘束されてもいけない」と
米国には行かないようにしていたという。

「前の日本の裁判で無罪になったから、今
度もたいしたことにならないのでは」と心配していた。

一美さんの母、佐々木康子さん(75)は、
毎日新聞の電話取材で三浦元被告の逮捕を知り、
「本当の事なんですか」と言ってしばらく絶句。
「過去に日米が協力してさんざん捜査し、
あれだけ状況証拠があったのにだめ(無罪)だった。
無罪判決には今も納得していませんが、
今さら海外で逮捕して結論が変わるのか」と
力無く語った。

日米合同捜査でロスに派遣された
寺尾正大・警視庁元捜査1課長は
「初めて聞いた。何とも驚いているだけだ。
米国はまだそこまでやっていたのか。
事実がはっきりするまで私の立場ではコメントできない」と話した。

無罪判決となったロス銃撃事件で三浦元被告の代理人を務めた
弘中惇一郎弁護士は「困ったことになってしまったなという思い。
海外の話なので日本ではどうしようもない」と困惑しながらも、
「(逮捕容疑は)日本で無罪の決着が出ている話。
常識で考えれば海外でも結論は変わらないはずだ」と話す。

神奈川県平塚市郊外にある三浦元被告の自宅は23日夜、
ひっそりと静まり返り、玄関のインターホンに応答はなかった。
室内に明かりはついておらず、
駐車場にも乗用車が置かれたままだった。

三浦元被告はコンビニエンスストアでサプリメントを万引きしたとして
窃盗罪に問われ、
横浜地裁小田原支部で25日に被告人質問が行われる予定だった。

ロス銃撃事件で日本で無罪が確定した三浦和義元被告(60)が
休暇中のサイパンで逮捕された。
日本の憲法は、一度無罪とされた行為について
再び刑事責任を問うことはない「一事不再理」の原則を掲げている。

日本人が外国で事件を起こし、その国の法律で裁かれる場合は、
この原則は適用されないが、実際に立件されるのは極めてまれで、
専門家も「聞いたことがない」と驚く。

前田雅英・首都大学東京法科大学院教授(刑事法)は
「米国の捜査当局も、三浦元被告の無罪が確定したことは
当然知っている。それでも逮捕したのは、
日本の裁判では出てこなかった有力な
証拠を握っている可能性が高い。
ロス市警が日本の警察と太いパイプを持っているとも考えにくく、
独自の捜査を続けていたのだろう」と分析する。

事件が20年以上前に起き、
日本では殺人罪の時効(15年)が成立している。
この点についても、前田教授は「日本にいる期間を
『国外への逃亡』とみなすなどして、
時効の問題はないと判断しているのは間違いない」と話す。

毎日jp(毎日新聞)

一連の「ロス疑惑」の中心人物として、日本中の耳目を集めた
元輸入雑貨会社社長、三浦和義容疑者(60)が、
日本で無罪が確定した27年前の「一美さん銃撃事件」で、
米ロサンゼルス市警に逮捕された。

訪問先のサイパンでの突然の身柄拘束。

弁護人から、「米国に行けば逮捕の恐れがある」と
警告されていた三浦元社長は、
慌てた様子は見せなかったという。
当時、国内で捜査にあたった警視庁の元幹部らは
「まだ米国は捜査を捨てていなかったのか」と驚きを隠さなかった。

三浦元社長の弁護人を務める弘中惇一郎弁護士によると、
仕事でサイパンを訪れていた三浦元社長は、空港で逮捕された。

妻の良枝さんに逮捕の連絡が入ったのは22日。
23日に三浦元社長と接見した。

弘中弁護士は「アメリカ本土に行くと逮捕される恐れがある」と
助言していたというが、
当時の妻の一美さんがロサンゼルス市内で銃撃されて
死亡した事件で2003年3月に無罪が確定した後は、
何度かサイパンに渡っていたという。

今回の逮捕容疑となったのは、
一美さん銃撃事件と、
銃撃の3か月前に同じく一美さんがロス市内で殴打された事件。
弘中弁護士が現地からファクスで取り寄せた逮捕状は
88年に発付されたもので、
銃撃事件の容疑には「氏名不詳者との共謀」と書かれていた。

三浦元社長は週明けの25日、
神奈川県平塚市内で昨年4月に万引きしたとして
逮捕された事件で、
横浜地裁小田原支部の公判に出廷する予定だった。
弘中弁護士は
「日本で無罪になっているのに、アメリカで裁かれることになれば、
日本の主権が侵害される。国として異議を唱えるべきだ」と話した。

三浦元社長の逮捕のニュースに、
捜査にあたった警察OBは驚きを隠さない。

銃撃事件で三浦元社長が逮捕された88年10月当時、
警視庁捜査1課長として
捜査指揮をとった坂口勉さん(72)は
「寝耳に水でコメントのしようがないが」と前置きしたうえで、
「20年前から米国の捜査当局は有罪と考えて、
『身柄を引き渡せ』と言ってきていた。
本人が日本にいる限り、米国に引き渡すことはできないので、
我々が捜査した。
今回は米国警察の管轄が及ぶ地域に入ったので逮捕した
と考えるのが自然ではないか」との見方を示した。

また当時、捜査1課の管理官だった寺尾正大さんは、
「ロス側は、日本の警察が逮捕することを了解していたが、
その後無罪になったことで、
乗り出す機会を探っていたのだろう」と
指摘する。
日米は当時、同じ証拠を共有していた。
寺尾さんは「日本では無罪でも、向こうでは
証拠に対する考え方が違う面もあるだろう。
(米側は事件を)捨てていなかったということなのでしょう」と語った。

ロス事件の裁判を取材し、
週刊誌に「一美さん殴打事件」の傍聴記を
執筆した作家の佐木隆三さん(70)は
「青天の 霹靂 ( へきれき ) としか言いようがない」と絶句した。

捜査は米国の警察当局とも連携して行われ、
米国側は日本での裁判の経緯も十分知っているとして、
「これで 冤罪 ( えんざい ) ということになれば
国際問題になりかねない。
最高裁で無罪判決が出た後も粘り強く捜査を続け、
日本の当局が知らない証拠を握っていると見るのが自然だ」と
推測する。

goo ニュースより

★板倉日大教授「米では殺人罪の時効ない」

今回の逮捕について、板倉宏日大大学院教授(刑法)は
「米国では殺人罪の時効はない。
ロス銃撃事件をめぐり日本での裁判で無罪となったが、
向こう(米国当局)が逮捕して裁判にかけることはできる」と指摘。
米国内での逮捕のため身柄引き渡しについて問題はないとし、
今後については
「多分、起訴陪審にかけるのでは。起訴が決まれば裁判となる」と
している。

SANSPO.COMより

ロサンゼルス郡地方検事局捜査官としてロス疑惑を捜査した
ジミー佐古田氏は23日、ロサンゼルス近郊の自宅で
毎日新聞の取材に対し
「ロサンゼルス市警が三浦(和義容疑者)を
逮捕することは事前に知っていた」と語る一方、
「今はとても慎重さが求められる時期だ。コメントは控えたい」と
慎重な姿勢を示した。

ロス市警が三浦元被告逮捕に踏み切った理由に関連して
「新しい証拠があるかどうかについても言えない」と話した。

日系3世のジミー佐古田氏はロス市警に26年間勤務。
81年の銃撃事件の捜査に携わった。
市警退職後、ロサンゼルス郡地方検事局捜査官に任命され、
ロス疑惑の再捜査にあたった。
現在はカリフォルニア州で調査会社を経営している。

また、87年に来日して捜査を行った
ロス郡検事局の元検事、ルイス・イトー氏は23日、
毎日新聞の取材に対し
「警察、検事当局の扱っている事件にコメントするのは適切ではない」と
電子メールで回答を寄せた。

毎日jp(毎日新聞)

裁判官は保釈を認めない決定を下した。
「不当逮捕」を訴える三浦容疑者に対し、
米捜査当局は「新証拠」の存在を日本側に伝えている。

三浦容疑者の周辺には何が迫っていたのか−。
親交のあるモッツ出版社長、高須基仁氏が明かした。

法廷に姿を現した三浦容疑者は
留置者用のオレンジ色のつなぎを着ており、
その鮮やかな色彩が目を引いた。

三浦容疑者は
「この事件は20年以上前のケースで、
証拠隠滅の恐れも逃亡の恐れもない」と訴えたが、
受け入れられなかった。
今後はロスへの移送の時期が焦点となる。

法廷には日本語の通訳が用意されたが、
検事局と裁判官が直接英語でやりとりを進めたため、
三浦容疑者が「これでは僕には何が進行しているのか分からない。
公正さを求めたい」と抗議する一幕もあった。

三浦容疑者がサイパンの空港で逮捕されたのは22日午後。

地元当局の警察官によると「とても驚いた様子だった」という。

高須氏のもとへ、サイパンにいる土産物店の友人から
三浦容疑者の「身柄拘束」を知らせる電話が入ったのは、23日午後。

「仰天しました。事前に地元紙が逮捕を報じるのではないか、
という情報を得ていましたが、
日本の司法で決着がついたことを
覆すなんてあり得ないと思っていました」

その後、日本の政府関係者も同夜、逮捕を確認した。

高須氏はただちに三浦容疑者のマネジメントを任せている友人の
プロダクション社長と打ち合わせ、
ロスで裁判になった場合の弁護人の人選などを決めたという。

三浦容疑者の現在の妻は、
アパレル関連の輸入販売などを手がけており、
サイパンには仕入れのため、たびたび渡航していた。

「彼はバカンスを過ごすには国内より安いんだよ、と言ってました。
私の知るだけで5、6回は行っている。
16日ごろ行って1週間滞在する予定だったようです。
冗談めかしてアメリカ(サイパンは米国の自治領)に
行くのはマズイんじゃないのと忠告したことはありますが」

高須氏が今となっては「妙に符合する」と不思議がるのが、
三浦容疑者が昨年12月、ロスに出かけたことだ。

「年末の会合に呼ぼうと電話をしたら『ロスに行くんだよ』と。
行く先はロス市警と言っていたかな、定かじゃないんだけど。
『真犯人を特定しに行ってくる』とも。4泊5日ぐらいで帰ってきて、
感想を聞くと『昔と景色が変わっていた』とサラっと話しただけだった」

高須氏はこう思った。

「還暦を迎えて、以前のような派手な格好をしなくなった。
妻のビジネスも順調。
神奈川の自宅で子ども2人とバランスの取れた生活を
送れるようになって
センチメンタルジャーニーに行ったのではないかと」

三浦容疑者は2003年に都内の書店で雑誌を万引したとして
窃盗の現行犯で逮捕され、起訴猶予処分となった。

昨年4月には、自宅近くのコンビニでサプリメント窃盗容疑で
出た罰金30万円の略式命令を不服として
正式裁判となり25日に被告人質問の予定だった。

高須氏は
「コンビニの件では防犯ビデオの肖像権などを調べあげ、
相変わらず戦っていた。
並みの弁護士以上に豊富な法知識を持っている。
今回も動じないで無罪を主張するのではないか」と語る。

日本の捜査当局に「新証拠がみつかった」と
説明した米捜査当局に対し
三浦容疑者は日本の弁護士に
「自分はやっておらず、新しい証拠などあるはずがない」と
話しているという。
全面対決の裁判が再び米国で繰り広げられることになる。

今年1月23日、高須氏が東京・赤坂のホテルで
開いた出版15周年パーティーでは、
黒いスーツにサングラス姿の三浦容疑者が姿を現すと
若い女性が群がり、記念撮影となった。
「最近は後退し始めた頭髪を気にしていた」(関係者)というが、
まんざらでもない笑顔だった。
宴の中盤で高須氏が「ロス疑惑の三浦さんです」と紹介すると
笑いがおきた。それほど事件は風化していた。

三浦容疑者は3月2日、東京・代官山でトークショーを予定していた。
三浦容疑者が告知に寄せた文面には
「マスコミやジャーナルの報道が正しいとはかぎらない。
けれどそれだけしか頼る判断材料がない。
今、私たちが知りたいのは、出来事の本質である」とあった。

ZAKZAKより

雑誌万引きでは、当初、
「有名なおれが万引きするわけないだろう」と否認したが、
その後、「レジに並ぶのが面倒くさかった」と容疑を認めたという。

サプリメント万引きでは、警察の調べに
「被害者が言うなら間違いない」と認めたと報道されたが、
現在は、「睡眠薬を飲んでいて記憶がない」などとして
無罪を主張している。

J-CASTニュース

【ロス市警会見詳報】「殺人現場を目撃していた第三者がいた」

現場から1ブロックに位置する高層ビルから、
事件の一部始終を目撃していた第三者がいた。

彼らの車両に関する証言は、
三浦容疑者の供述と全面的に異なっていた。

これが、当時の捜査の詳細である。
そして基本的に、これが現在の流れである」

−−その目撃者らは、実際の銃撃を見たのか?

捜査官
「現時点でいえるのは、1台の車が止まり、視界をブロックしていた。
 その後、バックして、そして2人が倒れていた、ということだ」

−−三浦容疑者は(逮捕状が発行された)1988年以降、
   ロサンゼルスを訪れたことがあるという報道があるが

「彼がロスに来ていたかどうかは、私にはわからない。
 彼の渡米が、不可能であったと言っているわけではないが。
 逮捕状は88年以降、ずっとシステムの中にあった。
 そして、私は彼がサイパンに渡航していることを知った。
 なぜ逮捕状がこれまで執行されなかったのか、
 その理由はわからない。
 サイパンには、サイパンの移民・入国管理に関する問題がある。
 また、サイパンは独自の入管関係の係官を持っている」

−−三浦容疑者は、逮捕状が発行されたために逃走していたのか?

「逮捕状は、事件発生の7年後に出されたもので、
 そのときにはすでに
 彼は銃撃の前に起きた殺人未遂事件のために
 日本で収監されていた
 (ので、逮捕状の発行を知って逃げ出したということではまったくない)。
 われわれは米国で訴追できるよう身柄の引き渡しを要求したが、
 結局のところ、われわれは日本の当局と協力し、
 裁判を日本で行うという結論に達した」

−−新証拠はあったのか

「新証拠についてはコメントしない。
 だれかが、新証拠はあるということを言っている
 という報道は目にした。
 しかし、必ずしもそれが正しいともいえない
 (正しいともいわないし、間違っているともいわない)。
 いま言えることは、
 逮捕状はシステムの中に一貫してあったということだ」

−−サイパンからの移送の見通しは

「わからない。
 地方検事局は、移送に必要な書類を出す知事局と
 協議しているが、過去にも同様の移送のケースがあったとしている」

−−ロス市警が最近、三浦容疑者を聴取したことはあるか

「聞いたことがない」

−−どれくらいの期間、
   あなたは三浦容疑者をつかまえようとしてきたのか

「ここ2、3年、より積極的になっていた、と言っておきましょう」

−−積極的になったという理由は?

「単に、彼の渡航を知ったからだ。
 彼はかなりしばしば渡航していることがわかった。
 その結果、われわれは、引き渡しが可能な場所において、
 彼を捕まえることができる可能性が高くなった」

−−サイパンからの移送と、本国内での移送で、
   手続きは異なるのか

「私は移送の専門家ではないが、
 今回の移送は州間での移送とほぼ同じと理解している。
 三浦容疑者は、移送に異議を唱える権利がある。
 意見聴取が行われ、最終的に管轄地域の知事が判断する」

−−裁判になれば、カリフォルニア州法によって、
   カリフォルニア州の裁判所で裁かれるのか

「そうだ」

−−未解決事件に着手する場合、新証拠は必要ないのか

「必ずしも必要というわけではない。
 一般に、未解決事件の解決にはDNAや指紋といった新証拠が
 必要だと思われている。
 確かに、そういうケースは多い。
 しかし、ある個人に当たっていた焦点を
 再び洗い直すということもある。
 (未解決事件を扱う際には)関係者に対する聞き込みを
 やり直す時間もある」

−−日本で判決が確定した事件について、
   再び訴追することには問題はないのか

「”二重危険”(日本で言う”一事不再理”)についてだが、
 われわれは法律の専門家から、
 今回の件については二重危険に該当しないとの判断を得ている。
 法律によれば、
 われわれはここカリフォルニアで犯された罪については、
 たとえ他国で訴追されていようが、優先権をもっている。
 詳しくは、地方検事局に確認してほしい」

−−ロス市警は30年近くもこの事件に関わってきた。
   この事件を解決したいという思いがあったのか

「そうだ。この間、多くの事件が起きた。
 しかし、いうまでもなく、この事件は重要事件だ。
 三浦夫人は正義をもって報いられる資格がある。
 彼女の家族もそうだ。
 そして、もしわれわれが法律的に正義を実現することが
 できるのであれば、それをやり遂げる必要がある」

Yahoo!ニュース

三浦和義

米自治領サイパンに滞在中、妻の一美さんに対する殺人と
共謀容疑で逮捕された三浦和義容疑者(60)に対して
執行された1988年5月発行の逮捕状は、
共謀罪について20項目の「外的行為」を挙げた上で、
共謀相手を、一美さんに対する「殴打事件」で
日本で殺人未遂罪の有罪が確定した元女優としていることが、
ロス地検が産経新聞に開示した移送関係文書からわかった。

そのほかの共謀者は特定されておらず、
現時点でロス市警が
さらに具体的な容疑事実を絞り込んでいるかどうかは未知数だ。

逮捕状によると、殺人容疑については
「一美さん殺害は故意に、かつ金銭を目的に三浦容疑者が手伝い、
そそのかす形で実行された」と述べるにとどまっている。

一方、共謀容疑については、謀議をめぐらした期間を、
一美さんが銃撃された日の前後にまたがる
81年7月から82年7月までの1年間と指摘。

その上で、「外的行為」として、
三浦容疑者と元女優が保険金目的での一美さん殺害について
さまざまな殺害方法を議論したことや、
三浦容疑者が一美さんに海外旅行保険をかけ、
最終的に保険金を受け取ったことなどを20項目に分けて列挙している。

この20項目の「外的行為」は、日本では別の事件として扱われた、
元女優によるロス市内のホテルでの一美さん殴打事件と、
その3カ月後に起きた銃撃事件とが、
一連の事件として扱われているのが特徴。

銃撃事件に関しては、三浦容疑者は現場で、
銃撃を行った実行犯に「手で合図した」との記述があるが、
その実行犯がだれなのかについては「不明」となっている。

ロス地検は87年、免責を保証した上で日本で元女優の聴取を行っていた。

移送関係文書は、ロス地検が
今月25日付で身柄移送のために作成したもので、
今後、三浦容疑者が移送に同意するかどうかを見極めた上で、
サイパン当局に送られる。
ロス地検によると、州間の移送手続きに際して容疑者の
同意が得られなかった場合、
最終的な移送実現まで約6週間かかるのが通常という。

Yahoo!ニュース


実行犯の元ポルノ女優は今…服役終え「雇われママ」に
もうひとつの「ロス事件」

ロス事件のひとつ「一美さん殴打事件」で実行犯として逮捕され、
栃木刑務所に服役した元女優(47)。
三浦和義容疑者(60)の愛人だったこの元女優が行った
犯行告白が逮捕のきっかけとなった。
数奇な運命に翻弄(ほんろう)された元女優は今、どうしているのか。

「これでやっと、報われたんじゃないですかね…」。
都内で飲食店を経営する女性(64)は「三浦容疑者逮捕」を聞き、
感慨深げにこう話した。

女性は栃木刑務所に激励に訪れるなど、
入所中も塀の外から元女優を支え続けた。

2人の付き合いが始まったのは約20年前。
当時経営していた東京・六本木のジャズバーに、事件後、
元女優が客として訪れたのがきっかけだった。

「店に通ううちに色々相談に乗るようになって、事件のことも打ち明けてきました」

元女優の郷里は福島県只見町。
地元の高校を卒業後、21歳で女優を目指し上京した。
だが、三浦元社長との出会いで運命は空転する。

三浦元社長は1981年6月中旬、
報酬1500万円と結婚を条件に妻の一美さんの殺害を依頼。

渋々求めに応じた元女優は同年8月、
ロサンゼルス市内の『ザ・ニューオータニホテル・アンド・ザ・ガーデン』で
一美さんをハンマー状の凶器で殴打、負傷させた。

被害届が出なかったため、罪にも問われずそのまま帰国するが、
一美さん死亡の報を受け、良心の呵責(かしやく)に苦しむようになる。

「純粋な子だったから、自首すべきか何回も相談されました」

84年、サンケイ新聞(当時)で犯行を告白したことが契機で、
翌年9月に殺人未遂容疑で逮捕された。
2年6カ月の実刑判決が下され、
刑期を1年余残した1年5カ月で仮出所する。

「出所後は、旅行代理店の会社員と結婚してスペインに移住しました。
でも、うまくいかなくて帰国しました」

帰国後、知り合いの紹介で六本木でホステスとして働き始めた。
その後、売れっ子となり銀座に移籍した。

しばらく疎遠が続いたある日、数年ぶりに顔を見せる。

「小学生の娘を連れて、『子供できました』って。とても嬉しそうでした」

しばらく家族ぐるみの付き合いを続けたが、
店の移転も伴い、3年ほど前から音信が途絶えた。

「事件後は温泉に連れて行ったり、
彼女の心の傷を癒やすため色々やりました。
事件はもう完全に過去のもの。今となってはいい思い出です」

元ポルノ女優という経歴も世間の好奇の目を集めた。
当時を知るフリーライターの本橋信宏氏(51)は
「初めて見たのは82年の夏。
日活の『にっかつ新人女優コンテスト』出演の時でした。
最終審査で堂々とブラをはずしたのが印象的。
その時すでに、事件を起こした後だったんですね」と振り返る。

「年に1000人以上の女優が注目されることもなく消えた。
彼女もその中のひとり」(日活関係者)だったが、
本名で出した作品が「ロス疑惑事件番外編」として売り出されるなど、
事件の影に翻弄(ほんろう)され続けた。

2年前まで経営していた都内のクラブを閉じ、
今は都心の繁華街で雇われママをしているという。

一流弁護士 vs 敏腕刑事とG佐古田氏

1947年生まれ、元輸入雑貨販売会社社長。
1981(昭和56)年11月18日、
米ロサンゼルス市内の駐車場で、妻の一美さん=当時(28)=が
銃撃され死亡。

約1億6000万円の保険金が支払われた。

この3カ月前、ロスのホテルで一美さんが頭を殴られ負傷する事件もあり、
84(同59)年、週刊文春が「疑惑の銃弾」として
保険金殺人疑惑の連載を開始し、各メディアでの報道が過熱。

三浦元社長は、テレビに出演しながら疑惑を一切否定したが、
元女優とともに殴打事件の殺人未遂容疑で逮捕された。

海外で発生の事件で物的証拠がなかったが、
検察は88年11月、「状況証拠の積み重ね」という“ウルトラC”で起訴。

94(平成6)年3月、銃撃での殺人罪について一審は、
供述に矛盾がある
▽殴打事件の実行犯だった元女優らに殺人を依頼していた−などの
状況証拠を重視。

「氏名不詳の第三者と共謀して一美さんを殺害した」として、
無期懲役の判決を言い渡した。

しかし、二審(98年7月)は、共犯者がまったく解明されていない

▽共犯者と謀議をした形跡がない
▽殺人依頼を受けたという元女優の供述は信用できない
−などを認定して逆転無罪判決、2003年3月に無罪が確定した。

なお、三浦元社長は、
殴打事件の殺人未遂罪(懲役6年)と
別の詐欺罪(懲役1年、執行猶予3年)で、有罪が確定、
1998年から服役した。

また、銃撃事件での無罪が確定した直後の
2003年5月、東京都港区の書店でペット情報誌など2冊を盗んだとして
逮捕され、処分保留で釈放、起訴猶予処分となっている。

イザ!

昭和54年5月4日、
米国のロサンゼルス郊外で身元不明のミイラ化した
東洋系で女の遺体が発見された。

白石千鶴子さん(当時34歳)の家族が昭和54年に米国へ出国した後、
行方不明になっている千鶴子ではないかと届け出た。
そこで、日本から千鶴子さんの歯型を送り照会したところ
本人であることが確認された。
白石千鶴子さんは離婚後、渡米、
三浦の経営する輸入雑貨商の役員をしていたことが判明した。
更に千鶴子さんの口座から総額426万円が
三浦によって引き落とされていた。
後日、三浦は千鶴子さんに金を貸してあったため
自分で引き出して返してもらっただけと説明した。

事件史探求

三浦和義容疑者(61)=日本では無罪確定=が
2008年10月10日午後9時45分
(日本時間11日午後1時45分)ごろ、
ロス市警本部の独居房でTシャツを首に巻き、
自殺を図ったのを発見された。
搬送先の病院で死亡が確認された。

遺書や、自殺をうかがわせるような兆候はなかったという。
市警は「自殺をする要注意人物とは考えていなかった」
と釈明した。

カリフォルニア州の規則では、
30分ごとに留置場を巡回することになっており、
最後の巡回から約10分後に自殺しているのが見つかったという。

会見にあたったのはベック市警副本部長で、
並んだジャクソン刑事に心境を問う質問も出たが
「現在のところ詳しい状況が分かっていない。
ジャクソン刑事はショックを受けて、落胆している」
と副本部長だけが答えた。

ジャクソン刑事は移送を終えた前日の会見では
「逮捕の時を20年待っていた。
三浦元社長に会えて良い気分だ」と率直に喜びを語っていた。

Yahoo!ニュース

10日に自殺した三浦和義元社長は
同日午前、収容先のロス市警本部の独房で
ロサンゼルス日本総領事館の担当領事と面会し、
元気な様子を見せていた。

「食物アレルギーなので、
油で揚げたものは食べることができない。
そう警察に言ってほしい」と食事に注文し前向きな様子だったという。

三浦元社長は午前5時(日本時間午後9時)前
ロサンゼルス国際空港へ到着。

その後、ロス市警の留置場へ収監された。

ロス市警は午前9時(同11日午前1時)から会見。
捜査官の一人は「(元社長は)『とても疲れた』と話していたので、
しばらく眠るだろう」と話していた。

しかし、三浦元社長はその約50分後、
日本総領事館に電話し
「留置場内で読書はできないと言われたが、確認してほしい」
と領事との面会を要請した。
すぐ市警本部を訪れた領事に対し、元社長は「元気だ」と答えた。

拘置所へ移るまでの暫定的な施設のため読書ができないと
説明され納得。
「14日に裁判所に出廷するので、
それまでに弁護士に会いたい」と話したほか、
提供される食事の内容に注文をつけた。

面会した領事は「顔色も良く、(本人の)言葉通り元気そうだった」
と語った。
見回りの目をかいくぐり、自殺を図ったのは
約12時間後の11日午後9時45分(日本時間午後1時45分)ごろだった。

毎日jp(毎日新聞)

狂言自殺を試したけど 失敗して・・・可能性あり

共謀罪での法廷対決が 見たかった・・・
2008.02.23(Sat) (ニュース)  コメント(0)   No.1384

   

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